多肉植物


用語説明
茎や葉に水分を多く含み、乾燥に耐える植物。

双子葉植物の特徴

種子から出る子葉は双葉である。
葉脈は網目状である。
根には主根と側根がある。

単子葉植物の特徴

種子から出る子葉は細長い1本の葉である。
葉脈は葉の根元から先まで並行に伸びる。
根は髭根状の側根ばかり。
木質であっても年輪を持たない。

双子葉植物

サボテン科
クジャクサボテン 茎は不規則なくびれのある板状で、 初夏に咲く大輪の花は金属光沢のある多数の花弁をもつ

ゲッカビジン 茎は不規則なくびれのある板状で、 大きく成長すると多数の花弁のある白い大輪の花を 一晩だけ咲かせる

シャコバサボテン 扁平な肉質の茎葉が連なり、上端から茎葉の芽が 2〜3個でて成長し、末端に鮮紅色の花が咲く

ドラゴンフルーツ 茎は稜があって分枝し、 白い大きな花が咲いて、 鱗状の果皮をもつ楕円状の果実ができる

マミラリア 茎は太い円柱状で、棘と白毛があり、 淡紅色の花弁が多数ある花が輪状に咲く

ツツジ科
エリカ 葉は短くて太い針のような形で、 壺形の小さな花を密につける。

ジャノメエリカ エリカ のうち、淡紅色の壺形の花を咲かせ、 雄しべの葯が黒褐色で蛇の目のように見えるもの。

ベンケイソウ科
ベンケイソウ 葉は肉厚の楕円形で鋸歯があり、対生ないし互生し、 茎先に星形の小さい5弁花を多数つける

オオベンケイソウ 多肉質で、茎や葉は白緑色に見え、 初秋に、紫がかった薄い桃色の小さい花を傘状につける

ミセバヤ 丸い葉が3輪生し、淡紅色で星形の小さい花が散房状に咲く

メキシコマンネングサ 茎は直立し、葉は多肉質の線状楕円形で、花は0.7〜1センチの5弁で黄色い

タイトゴメ

オカタイトゴメ 短い茎に断面が半円の厚い葉が互生し、 葉の縁近くに小さい粒状の突起があり、 小さくて黄色い5弁花が咲く

マルバマンネングサ 茎は地を這い、葉は多肉質のへら形で、 茎先に星形で黄色い花が多数咲く

コモチマンネングサ 多肉質で、葉は茎の下部では卵形で上部では細長く、 黄色い5弁花が咲くが、種はできず、葉腋のムカゴでふえる

ツルマンネングサ 多肉質で、茎は紅色をおびて地をはい、 葉は狭長楕円形で、黄色い5弁花を咲かせるが 日本では通常結実しない

ヨコハママンネングサ 岩肌などにへばりつくように生え、 葉は丸みのある多肉質で3輪生して密につき、 茎先に黄色い5弁花を数個つける

キリンソウ 茎は多肉質の円柱形で叢生し、葉も多肉質で上部に鋸歯があり、 黄色い小さい花が多数に咲く

ホソバノキリンソウ 葉は披針形で縁全体に鋸歯があり、 黄色い小さい花が密に咲く

エケベリア 多肉質で葉はロゼット状になり、 枝分かれした花茎に小さい星形の5弁花を咲かせる

カネノナルキ 多肉質で葉は厚いへら形であり、 冬、茎先に星形の5弁花を多数つける

カランコエ 多肉質で葉は厚い長楕円形であり、 冬、茎先に星形の5弁花を多数つける

シソ科
ローズマリー 茎は細くてはうものが多いが立ち上がるものもあり、 葉は細長く多肉質である

マンネンロウ: ローズマリー の別名

スベリヒユ科
スベリヒユ 茎も葉も多肉質で、地を這い、夏に枝先に黄い小さい花を咲かせ、 蓋果が実る

マツバボタン 茎も葉も多肉質で乾燥に強く、夏に枝先に紅、白、黄、ピンクなどの花をつける

ポーチュラカ 多肉質で地を這い、夏から秋にかけて、赤、黄、白などの5弁花を長期間咲かせる

ハゼラン 茎は直立し、卵形の葉は多肉質で、夏の3時すぎにピンクの花をたくさん咲かせ、 秋に赤いつやのある球形の果実をつける

サンジソウ: ハゼランの別名

ツルナ科
マツバギク 茎は地を這い、葉は多肉質で細く、花は赤紫の細い花弁が多数あり、 やや光沢をもち、キクの花に似ている

ツルナ 茎はよく分枝し、 葉は卵状三角形で食用になり、葉腋に黄色い花がつき、 棘状の突起のある果実をつける

フウロソウ科
ゼラニウム 茎は多肉質で太く、葉は円心形で多数の切れ込みがあり、 葉腋からのびた花茎に、散形状に様々な色の5弁花が咲く。

シナモンゼラニウム 茎はゼラニウムより細く、葉は掌状、 花は淡紅色で斑紋があってシナモンの香りがする

ペラルゴニウム 茎は多肉質で太く、葉は掌状に中裂して縁に切れ込みが多数あり、 茎先に散形状に様々な色の5弁花が咲く

ウマノスズクサ科
フタバアオイ 卵心形の葉が2本ずつ立ち上がり、 その基部に紫褐色の小さい花がうつむいて咲く

ハゼリソウ科
ネモフィラ 葉に深い切れこみがあり、茎と葉に軟毛があり、 花は白に青紫色または空色の輪がつく5弁花。

ルリカラクサ: ネモフィラ の別名

ゴマノハグサ科
ウンラン 茎も葉も白緑色で、葉は肉質の楕円形であり、 総状花序に距のある黄色い唇形花をつける

トウダイグサ科
ハナキリン 茎に鋭い棘が密生し、葉はへら形で、赤い苞に挟まれて小さい杯状花序がある

ミドリサンゴ 緑色の枝がよく分枝し、葉は目立たず、 杯状花序に黄緑色のごく小さい花が咲く

単子葉植物

リュウゼツラン科
リュウゼツラン 葉は肉厚の剣状で縁に棘があり、 数十年たつと高い花茎に黄緑色の花を円錐状に咲かせて枯れる

イトラン 葉は多肉の剣形でかたく、若い葉の縁が白い糸状にはげ、 夏に高い花茎を立て、総状花序に釣鐘形の白い花をつける

センジュラン 幹は1本直立し、頂上部に剣状の葉を多数のばし、 茎頂から出る円錐花序に白い花を多数つける

キミガヨラン 葉は肉厚で長く、先が多少垂れ気味となり、 花序は直立し、壺形の白い花を総状に下向きに咲かせる

ユッカ: キミガヨランイトラン など、ユッカ属のランの総称

チトセラン 尖った板のような多肉の葉が束生する観葉植物

アロエ科
アロエ 葉は多肉の剣形で縁に棘ににた鋸歯があり、 冬に花茎を出し、下向きの朱色の花を総状につける

キダチアロエ: アロエ の別名

アロエベラ 葉は多肉の剣形で50センチ以上に大きくなり、縁に棘ににた鋸歯があり、 黄色い花を総状につける

ツルボラン科
トリトマ 多肉質で、 直立する花茎に筒状で朱色の花を総状につけ、 花期が長い。

ツユクサ科
ツユクサ 茎は多肉質で柔らかく、葉は卵状被針形で、 船形の苞の中から、青い花弁が2枚見える花を咲かせる

オオボウシバナ ツユクサと似ているが、それより高さも花も2倍以上大きい

ノハカタカラクサ 茎は多肉質で柔らかく、葉は卵状被針形で、 花茎の先に白い3弁の花を咲かせる

トキワツユクサ: ノハカタカラクサ の別名

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