オオボウシバナ

大帽子花

単子葉、 ツユクサ科、 ツユクサ属、多肉、1年草。 用語説明
花期:夏 6月〜7月
高さ:約1メートル
別名:アオバナ
ツユクサ の栽培変種で、それより2倍ぐらい高くなり、花も数倍大きい。
茎は多肉質で柔らかく、直立〜斜上する。
葉は卵状被針形で互生し、基部は茎を抱く。
茎先近くに出る花柄の先に、船形に合着した苞があり、 そこから直径4〜5センチの青い花が出る。 青くて大きい2枚の花弁と、白くて小さい1枚の花弁がある。 朝咲いて日が高くなるとしおれる1日花であるが、 同じ苞から次々と花が出て咲く。 蜜は出ないので虫は花に来ず、花がしおれる時に自家受粉する。
果実は刮ハで、はじけて種を散らす。
以前は染物の下絵用の青い染料として使われた。 (花を絞ってとれる青い色で描いた下絵は、 洗うと落ちて、あとに残らない。)

識別点: ツユクサオオボウシバナムラサキツユクサオオムラサキツユクサ
 ツユクサ    :花弁は青くて2枚、花茎約1センチ、高さ30〜50センチ。
 オオボウシバナ :花弁は青くて2枚、花茎約4センチ、高さ約100センチ。
 ムラサキツユクサ:花弁は紫色で3枚、花茎約2〜2.5センチ、高さ50〜60センチ。
 オオムラサキツユクサ:花弁は紫色で3枚、花茎約2.5〜4センチ、高さ5〜35センチ。

濃い青色の花が花弁が縮れたような形で咲くことが多い。(2016/7/27)


花は苞の中から出てくる。(2016/7/27)


苞の葉脈は格子状。(2016/7/27)


苞の中では丸い果実ができつつある。(2016/7/27)


葉の基部は鞘となって茎を抱く。 (2016/7/27)


ツユクサのように這って分枝するのではなく、立ち上がってから分枝する。(2015/7/2)


葉は卵状披針形。(2017/6/6)


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