ハナキリン

花麒麟

双子葉、離弁花、 トウダイグサ科、 ユーフォルビア属、多肉、常緑、低木。 用語説明
花期:春〜秋 3月〜11月
高さ:0.2〜2メートル
乾燥に強く、日照を好む多肉植物で、寒さには弱い。
茎には鋭い棘が密生し、2分岐を繰り返してのびる。 樹皮は灰褐色で、棘の部分以外は平滑である。
葉は全縁鈍頭のへら形で、枝先に互生するが、 枝の途中につくものも少しある。 古い葉や寒さにあたった葉は落ちる。
鋭く長い棘は葉のそばに赤褐色を帯びて生えてくるが、 古くなると白色化する。
葉腋から出る花茎の先が数回2分岐し、 その枝先に花茎1〜2センチの花を咲かせる。 花弁のように見えるのは苞で、 2枚の苞に挟まれてオレンジ色の小さい杯状花序がある。 苞の白い品種や黄色い品種もあり、花茎5センチぐらいの品種もある。
茎を傷つけると有毒な液がでて、触れるとかぶれるので、 手入れをするにはゴム手袋などが必要である。
希に果実のできることがあり、小さい種子を含む。 通常は挿し木でふやす。
マダガスカル島原産で、大正時代に渡来した。

(2017/3/30)


葉は茎先につく。 (2018/10/20)


茎も花序の枝も分枝する。(2017/3/30)


根際でも分枝する。(2017/3/30)


2枚の苞に挟まれてオレンジ色の杯状花序がある。(2017/3/30)


花には萼片も花弁もなく、中央部に雌しべ、周辺部に三日月形の5個の雄しべがある。 (2018/10/20)


蕾。 (2018/10/20)


へら形の葉が枝先に集まっていることが多い。(2017/6/6)


葉腋から花茎と棘が出る。(2017/6/6)


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