裸子植物


用語説明

胚珠が露出していて、それが直接に花粉を受け入れて受精する。
花はないか目立たない。
実は松かさのような木質のものが多い。
大量の花粉を風でとばすものが多い。

科別の特徴

1.葉は針状または線形で、常緑のことが多く、葉柄はないか短い


1.1 多数の種子が集まって木質の球果を作る

マツ  トウヒ 等のマツ科 針状のやや長い葉をつける

スギ 等のスギ科 針状の短い葉をつける

ヒノキ  等のヒノキ科 鱗片状の葉をつける

コウヤマキ  等のコウヤマキ科 長枝の先に多数の短枝が輪生し、その先に6〜14センチのしなやかな針葉がつく

ジュラシックツリー 等のナンヨウスギ科 線形の短い葉をつける

1.2 1〜2個の種子が核果または液果を作る

イチイ 等のイチイ科  葉の裏の気孔条が目立たず、樹脂道を持たない

イヌガヤ 等のイヌガヤ科  扁平な針状の葉が左右2列に並んで生え、触っても痛くない

イヌマキ  等のマキ科 葉は細長いか少し幅広で、核果をつけ、 イヌマキ、ラカンマキ、ナギなどを含む

1.3 葉は鱗片状に退化

マオウ 等のマオウ科  葉は鱗片状に退化して茎を覆う

2.葉は扇形

イチョウ 等のイチョウ科 葉は柄が長い扇形で、切れこみがあり、落葉前に黄葉する


3.葉は羽状

ソテツ 等のソテツ科 茎は太く、葉は茎の先に叢がってつき、羽状に裂け、かたい

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