マツ科
裸子植物。針葉樹。高木。
用語説明
針の形の葉が葉柄なしで枝につく。
実は木質の松かさを構成する。
種子には翼のあるものが多い。
大量の花粉を風でとばすものが多い。
針のような葉
荒々しい幹
松かさ
個別説明
アカマツ
葉はクロマツより細い。
幹が赤みを帯びる。
葉が2本に分かれる(いわゆる松葉)。
メマツ:
アカマツ
の別名
クロマツ
葉はアカマツより太い。
幹が黒みを帯びる。
幹に亀甲形の割れ目ができる。
葉が2本に分かれる(いわゆる松葉)。
ゴヨウマツ
樹皮は赤褐色で浅くひび割れし、葉は5本ずつ束生する。
幹の皮がアカマツやクロマツより薄い。
ヒメコマツ:
ゴヨウマツ
の別名
チョウセンゴヨウ
樹皮は灰褐色で、葉は5本ずつ束生し、
球果は卵形で、枝先に対になってつくことが多く、
種子は角の丸い三角形で、翼がなく、食用になる
ヒマラヤゴヨウ
葉は長く、5本1束になって垂れ下がり、
長さ10〜40センチの大きな球果をつける
タギョウショウ
地上近くで多数に分枝し、
傘形の樹形となり、
樹皮や葉はアカマツに似ているが、
高木にはならない
ハイマツ
高山の風当たりの強い所に生え、
5本松葉で、球果の種鱗は開かない
カラマツ
葉は2〜3センチと短くて柔らかく、秋に黄葉となって落葉する。
フジマツ:
カラマツ
の別名
ニッコウマツ:
カラマツ
の別名
ダイオウショウ
葉は3本が束になって生え、長さが40センチぐらいある。
タカネゴヨウ
長い葉が5本ずつ束になって生え、細長い大きな松笠ができる
シロマツ
樹皮はなめらかでうすくはげ、まだらの灰白色となる
モミ
幹は直立して枝を水平に張る。
樹冠は円錐形になる。
幹は暗灰白色。
葉が2本に分かれず、短い。
ハリモミ
樹冠は円錐形になり、幹は灰褐色で樹皮は不規則な鱗片状にはがれる。
葉は針形で断面は菱形であり、密に互生し、かたい。
トウヒ
葉が2本に分かれず、短い。
エゾマツの近種。
ドイツトウヒ
樹皮は褐色で、葉は短く断面は菱形で、下枝にも葉があり、
長い円柱状の球果が下向きにつく
オウシュウトウヒ:
ドイツトウヒ
の別名
ヒメバラモミ
幹は灰褐色で、樹形は円錐形になり、
葉は短く、断面は菱形で、球果は小さい長楕円形
ユサン
樹皮は暗褐色で、葉は光沢があってしなやかで、
大きな赤褐色の球果をつけ、材は油成分を多く含む
アブラスギ:
ユサン
の別名
ヒマラヤスギ
葉が2本に分かれず、短い。スギという名がついているがマツの一種。
樹形は円錐形になる。
初夏に白緑色の大きな松かさができ、熟すと、他のマツのように
そのまま落ちるのではなく、バラバラになって落ちる。
アトラスシーダー
樹形は円錐形で、
葉は白みを帯びた青緑色で、太くて短く、
球果は樽形で上向きにつく
シラビソ
トドマツ
コメツガ
樹皮は灰色の鱗片状、葉は扁平な線形で、裏に2本の気孔帯があり、
小さな松笠状の球果がつく
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