モミ
樅
裸子植物、
マツ科、
モミ属、常緑、針葉樹、高木。
用語説明
花期:春〜夏 5月〜6月
高さ:約30メートル
幹は直立して枝を水平に張り、樹冠は円錐形になる。
幹は暗灰白色でおおむね平滑であるが、薄片状に薄く割れることもあり、
枝は太く、葉痕が丸く残る。
葉は長さ2〜3センチのやや扁平な針形で、2本ずつの束にならず、
1本ずつ密に互生する場合が多いが、
日当たりのよい枝では密に螺旋状に並ぶ。
裏面中脈の両側に白い気孔帯があり、若木では葉先が2つに浅裂する。
開花は3年に1度ぐらいで、
5月頃に若枝の葉腋に淡褐色の雄花が長楕円形の花序をつくって一斉に開き、
花粉を飛ばす。
雌花序は前年枝に上向きにつき、
長さ6〜10センチの淡黄緑色の楕円形であり、苞鱗が螺旋状に並ぶ。
果実はくすんだ緑色の円柱形で、長さが6〜10センチあり、
苞鱗が螺旋状にならんだ球果である。
10月に球果が熟すとバラバラになって、
長い翼のついた種子を飛ばす。
識別点:
カヤ、
イヌガヤ、
モミ
カヤ :葉がかたく先を触ると痛い。葉先は割れない。高さ25メートル。
イヌガヤ:葉が柔らかく先を触っても痛くない。高さ10メートル。
モミ :葉先が割れている。
樹皮は灰白色。
新芽を出して枝分かれする。
(2009/2/21)
葉は長さ2〜3センチの線形。
葉先が2つに裂ける。
葉裏に白い気孔がある。
日当たりの良い枝では、葉が螺旋状に密生する。
(2009/3/16)
雄花序は淡褐色の長楕円形で葉腋からぶら下がる。(2015/4/26)
円錐状の樹形となる。
(2009/3/16)
高木である。(2018/1/12)
ウラジロモミ
ウラジロモミの葉裏
ヨーロッパモミ
ヨーロッパモミの葉裏
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