ヒマラヤスギ


裸子植物、 マツ科、 ヒマラヤスギ属、常緑、針葉樹、高木。 用語説明
花期:秋 10〜11月
高さ:約25メートル
スギ科ではなくマツ科であるが、葉は2本ずつの組にはならない。
直立した幹から枝が水平に広がって、円錐形の樹形をつくる。 幹は灰褐色で鱗状にひび割れて剥がれる。
葉は長さ3センチぐらいの針状で、短枝上に束生するとともに、 新しい長枝に螺旋状に散生し、銀白色である。
雄花序は長さ3センチぐらいの淡褐色の円柱状で、上向きにつく。 雌花序は長さ5ミリぐらいの小さな楕円形で、 短枝の先に上向きにつき、白緑色で赤紫の斑点がある。 雌花序は高いところにつき、数も少ないので、みつかりにくい。
通常は雌雄同株であるが、雄花のみ、雌花のみをつける傾向のある株もある。
球果も短枝上に直立し、長さ10センチぐらいの楕円体であり、 翌年の秋に熟して、 樹上にあるうちにバラバラになって種子を風でとばす。
種子は2つが対になり、蝶の羽のような大きな膜をもつ。

樹形は円錐形になる。




梢。


葉の近接像。


葉は短枝に束生し、長枝に散生する。


松笠は大きい。




松笠は直立する。


(2022/10/27)


大風で落ちた若い果実。


松笠はバラバラになって落ちる(芯の部分だけ残ってバラの花のようになることがある)。


雌雄異株の雄花序。


同上。




種子は樹上では2つが対になっているが、落ちると2つに割れることが多い。


対のままで落ちた種子と、散らばった細長い種子。


松笠の鱗片と翼のついた種子、翼のとれた種子。(2022/12/12)


幹。樹皮は鱗状にひび割れる。


成長した枝は横向きにのびる。


円錐形の大木となる。 (2018/1/3)


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