ハイマツ
這松
裸子植物、
マツ科、
マツ属、常緑、針葉樹、低木。
用語説明
花期:夏 6月〜7月
高さ:1〜2メートル
寒冷地の高山で風当たりの強い尾根などに生える。
主幹がはっきりしないで、枝が横這いし、
所々に根を出して広がる。
(風当たりの弱い所では、立ち上がって小高木になったりする。)
樹皮は灰黒色で、鱗片状に剥がれ落ちる。
葉は5本一組で生える松葉で、長さ4〜8センチあり、
横断面は三角形で、側面に白い気孔帯がある。
雌雄同株で、雄花は楕円状で、新枝の下部に群がってつき、
表面が紅色である。雌花は新枝の先に1〜3個つき、
紅紫色の長楕円形である。
長さ3〜6センチの楕円形の松笠ができ、
翌年の夏から秋にかけて熟すが、種鱗は開かない。
翼のない褐色で卵形の種子が入っている。
識別点:
ゴヨウマツ、
ハイマツ
ゴヨウマツ:高木、球果の種鱗が丸くて厚い、種子に翼がある。
ハイマツ :低木、球果の種鱗が尖って薄い、種子に翼がない。
(2018/1/7)
葉は5本一組で生える。
(2018/1/7)
葉の側面に白い気孔帯がある。
(2018/1/7)
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