アカマツ
赤松
裸子植物、
マツ科、
マツ属、常緑、針葉樹、高木。
用語説明
花期:春 4月〜5月
高さ:約40メートル
別名:メマツ(雌松)
幹は直立し、車輪状に分枝し、小枝も多数出し、樹皮はひび割れ、赤みを帯びる。
葉はやや柔らかく、針状の2本が対となって基部は膠質の鞘に包まれ、
長さは7〜12センチある。
雌雄同株で、
雌花序は紅紫色の楕円形で、新枝の先に2,3個つく。
雄花序は淡褐色の長楕円形で、新枝の基部に螺旋状に密生する。
珠果である卵状の松かさをつけ、
その鱗(種鱗)に挟まれて、長い翼のある灰褐色の種子が入っている。
材には粘りがあって、建築用材などに使われる。
また、樹脂があって腐りにくいので、杭などにも使われた。
クロマツよりも痩せ土地に耐える。
識別点:
アカマツ、
クロマツ
アカマツ:山に多い、葉が細い、新芽が赤っぽい、幹が赤みを帯びる、松笠4〜5センチ。
クロマツ:海岸に多い、葉が太い、新芽が白っぽい、幹が黒みを帯び亀甲形の割れ目、松笠6〜8センチ。
幹が赤みを帯びる。車輪状に分枝する。
樹皮が赤い。(2016/11/3)
(2017/4/28)
枝がよく張る。
(2018/1/7)
幹はすらりと伸びる。(2015/5/6)
葉はクロマツより細い。
松かさ。種鱗は褐色である。
葉は針状で、2本一組で出る。葉が捩れたようになることもある。
(2009/4/6)
種鱗はくさび形である。
松笠は熟すと乾燥した日に種鱗が開いて、翼のある種子を飛ばす。(2015/5/10)
種子の翼は一方に長くのびる。(2015/12/5)
芽は淡褐色の鱗片に覆われる。(2016/11/3)
芽2。葉の基部には淡褐色の鞘がある。葉の断面は半円形。
芽3、赤っぽい。(2009/4/20)
芽4。勢いよく長く伸びる。(2009/4/20)
雌花は紅紫色の楕円形で、新枝の先につく。葉が伸び始めている。
(2015/5/10)
雌花は枝先に数個つくこともある。
(2015/5/10)
新枝には葉が密生している。
雄花は新枝の基部につく。
果実ができつつある。(2017/4/28)
梢
(2008/12/16)
根元で枝分かれする多行松(タギョウショウ)。(2017/4/8)
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