タカネゴヨウ

高嶺五葉

裸子植物、 マツ科、 マツ属、常緑、針葉樹、高木。 用語説明
花期:春 4月〜5月
高さ:30〜35メートル
高山に生える。
樹皮は灰褐色で、四角い鱗状に不規則にひび割れる。 冬芽は褐色の鱗片に覆われている。
枝先に、長さ約15センチの松葉が5本ずつ束になって、 らせん状に生え、湾曲する。
雄花序は淡褐色の長楕円形で、若枝の下部にらせん状につく。 雌花は楕円形で、若枝の先につく。
大きくて細長く緑色の松笠状の球果ができ、翌年の秋に褐色に実る。 球果の柄は若枝と同じ太さとなる。 長さ約1センチの大きな種子ができて、食用となる。
中国南部、台湾などに自生する。 変種のヤクタカネゴヨウが屋久島と種子島にあるが、 絶滅が危惧されている。

(2016/5/5)


葉は5本ずつ生え、長くて垂れ下がる。 (2018/1/10)


新芽。 (2016/4/15)


雄花序は淡褐色の楕円形で、新枝の下部に螺旋状につく。 (2016/5/5)


若枝の樹皮はほぼ平滑。 (2018/1/10)


年数を経た幹は灰褐色で、四角い鱗状にひび割れる。(2016/5/5)


樹形は円錐状となる。 (2018/1/10)


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