タデ科
双子葉、離弁花。
用語説明
葉柄の基部の托葉が鞘状になって茎を包む。
花は放射相称で小さい。
タデ科は古い形態の植物で、萼と花弁の区別がなく、
「花弁のように見えるのは萼である」とか、
「花弁状萼片」などと言うこともあるが、
萼と花弁を区別しないで「花被片」という言うことが多い。
そう果をつける。
ギシギシ
葉は長楕円形でふちが大きく波打ち、
総状花序に緑色の小さい花を輪生させたものを密につける
エゾノギシギシ
葉は卵状長楕円形でふちが細かく波打ち、
総状花序に緑色の小さい花を輪生させたものを密につける
ヒロハギシギシ: エゾノギシギシ の別名
アレチギシギシ
葉は長楕円形で、
総状花序に緑色の小さい花を輪生させたものをまばらにつけ、
花後は花序全体が赤褐色になる
ナガバギシギシ
葉は卵状長楕円形でふちが大きく波打ち、
総状花序に緑色の小さい花を輪生させたものを密につけ、そう果の翼には鋸歯がない。
スイバ
葉は長楕円状披針形で基部は矢じり形となり、
雌雄異株で、茎の先に円錐形の総状花序を出し、
やや赤みを帯びた小さい花を多数つける
スカンポ: スイバ の別名であるが、 イタドリ の芽だしをスカンポと呼ぶ地方もある
キブネダイオウ
葉は広楕円形で、茎先の円錐花序に淡緑色の小さい花を多数つけ、
そう果にはこぶ状の膨らみはない
ミズヒキ
葉は先のとがった広卵形で互生し、
茎先の細い総状花序に小さい赤い花を横向きにまばらにつける
ギンミズヒキ: ミズヒキ で花の白い品種を指す。
ミチヤナギ
ママコノシリヌグイ
茎に下向きの棘があり、葉は先端の尖った3角形で、
枝先に薄紅色の頭花を10数個集めてつける
イシミカワ
茎に棘があり、葉は全縁の3角形で、
淡緑色の小さな花をつけ、萼が肉質の丸い球となり、
青藍色の果実状となる
ヤノネグサ
ミゾソバ
茎に下向きの棘があり、互生する葉は卵状ほこ形で、
先が尖り基部は耳状に張り出し、
枝先に10数個の小花をつけ、3稜のあるそう果をつける
アキノウナギツカミ
茎に棘があり、葉は基部が矛形の披針形で、淡紅色の花が頭状に咲く
タニソバ
ツルソバ
ソバ
葉は3角形の角が尖った形で、花は白く、
果実は5〜6ミリの3稜形で黒褐色
シャクチリソバ
葉は3角形の角が尖った形で、穂状の花序で白い花を咲かせ、
3稜のある栗褐色のそう果をつけ、そば粉がとれる
シュッコンソバ(宿根蕎麦): シャクチリソバ の別名
ワイヤープランツ
針金のような茎がからみあい、葉は楕円形、
花は小さな5弁で、白い果実ができる
アイ
茎は淡紅色を帯び、葉は広披針形で、
茎先の穂状花序に淡紅色の小さい花を密集してつける
タデアイ:
アイ
の別名
イヌタデ
葉は披針形で先がとがり、穂状の花序に紅色の花を密につける
ハナタデ
葉は披針形で先が長くとがり、穂状の花序に淡紅色の花をあまり密でなくつける
サクラタデ
ハナタデに似ているが、それより花が2倍近く大きく、
葉も大きい
オオベニタデ
茎は太く、葉は卵形で、
長い花穂に紅色の萼を持つ小さい花を密生してつける
ベニバナオオケタデ:
オオベニタデ
の別名
オオケタデ
葉は卵形で、茎と同じく粗毛が密生し、
長い花穂に白色の混じった薄紅色の萼をもつ花を密生してつける
オオイヌタデ
葉は披針形で先が長くとがり、
穂状の花序に淡紅色または白色の花を多数密につける
シロバナサクラタデ
葉は披針形でやや厚くで短毛があり、
白くて先の5裂する小さい花を穂状につける
タデ
イヌタデ属のなかのサナエタデ節の植物の総称であり、
ヤナギタデ
などを含む
ヤナギタデ
茎は赤みを帯び、葉は披針形で辛く、穂状花序に淡紅色を帯びた白い花をまばらにつける
マタデ:
ヤナギタデ
の別名
ホンタデ:
ヤナギタデ
の別名
ベニタデ:
ヤナギタデ
の変種で、赤くて辛みが強い
ヒメツルソバ
茎がはってふえるが種でもふえ、葉は卵形でV字形の斑紋があり、
淡紅色の小花が球形に集まった花をつける
イタドリ
種子のほかに地下茎でもふえ、茎は中空で多くの節があり、
葉は先のとがった卵形で互生し、
葉腋から出る枝に白か赤みを帯びた小さな花を
多数つける
メイゲツソウ:
イタドリ
で花の赤い品種
イブキトラノオ
葉は先のとがった全縁の長楕円形で、
茎の先に白色か淡紅色の花穂をつける
ツルドクダミ
根茎があってつるをのばし、
葉はドクダミに似ており、
夏から秋に緑白色の小さい花を多数つける
マルバダイオウ
茎は高くのび、葉は円心形で縁が波打ち、
黄白色の小さい花が総状に咲く
ショクヨウダイオウ:
マルバダイオウ
の別名
ルバーブ:
マルバダイオウ
の園芸種
双子葉植物へ戻る
単子葉植物も見る
総目次へ戻る