ナガバギシギシ

羊蹄

双子葉、離弁花、 タデ科、 ギシギシ属、多年草。 用語説明
花期:春〜夏 4月〜8月
高さ:1.5メートル近くなる。
茎は直立し、太い。
葉は互生し、長さ10〜30センチの長楕円形で、 基部は円形〜浅い心形で、ふちが大きく波打つ。
雌雄同株で、茎の上部に多数の総状花序を枝分かれさせながら出し、 淡緑色の小さい花が輪生したものを密につける。
花のあと、内花被片が翼状になって鋸歯をもち、その中央が こぶ状にふくらんだそう果をつける。
ヨーロッパ原産であるが、日本でもよく見かけるようになった。

識別点: イタドリスイバギシギシエゾノギシギシアレチギシギシナガバギシギシ
 イタドリ:葉の基部が矢じり形で、葉裏が粉白色を帯び、1つの枝の各葉腋から花穂がのび、花色は白に近い。
 スイバ :葉の基部が矢じり形で上部の葉は茎を抱き、茎の先に赤褐色の花序を出す。
 ギシギシ:葉の基部が心形で、茎の先に緑色の花序を出し、そう果の翼に鋸歯がある。
 エゾノギシギシ:葉は基部が心形で、ギシギシより幅広で大きく、花穂は黄褐色、そう果の翼に棘がある。
 アレチギシギシ:花序がまばらで、花序の軸やそう果が赤みをおび、翼は小さくて鋸歯がない。
 ナガバギシギシ:葉の基部が心形で、茎の先に緑色の花序を出し、そう果の翼には鋸歯がない。

(2013/5/6)


緑色の小さい花が輪生して咲く。 (2013/5/6)


茎は太くて直立する。 (2013/5/6)


葉は長さ30センチ近くなり、縁が大きく波打つ。 (2013/5/6)


果実はそう果で、内花被片が翼状となり、種子になる部分がこぶ状に盛り上がる。
翼の縁には鋸歯がほとんどない。 (2013/5/6)


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