イタドリ

虎杖

双子葉、離弁花、 タデ科、 タデ属、多年草。 用語説明
花期:夏 7月〜8月
高さ:0.3〜1.5メートル
種子のほかに地下茎を横にのばすことでもふえる。 茎は太く中空で多くの節があり、折るとポコッと音がする。 若茎には紅紫色の斑点がある。
葉は先のとがった長さ6〜15センチの卵形で、互生し、短毛があり、 若葉には赤い斑紋がある。
雌雄異株で、夏に葉腋から出る複総状花序に、 白か赤みを帯びた小さな花を多数つける。花冠は5裂する。
果実はそう果で、秋に3つの翼を持つ果実を多数つける。
若芽や若葉は酸味があり、山菜として食される。
イタドリ(タデ属)の芽だしをスカンポと呼ぶこともあるが、 スカンポはスイバ(ギシギシ属)の別名でもある。

識別点: イタドリスイバギシギシエゾノギシギシアレチギシギシナガバギシギシ
 イタドリ:葉の基部が矢じり形で、葉裏が粉白色を帯び、1つの枝の各葉腋から花穂がのび、花色は白に近い。
 スイバ :葉の基部が矢じり形で上部の葉は茎を抱き、茎の先に赤褐色の花序を出す。
 ギシギシ:葉の基部が心形で、茎の先に緑色の花序を出し、そう果の翼に鋸歯がある。
 エゾノギシギシ:葉は基部が心形で、ギシギシより幅広で大きく、花穂は黄褐色、そう果の翼に棘がある。
 アレチギシギシ:花序がまばらで、花序の軸やそう果が赤みをおび、翼は小さくて鋸歯がない。
 ナガバギシギシ:葉の基部が心形で、茎の先に緑色の花序を出し、そう果の翼には鋸歯がない。

多数の総状花序に白い花が咲く。




萼はラッパ状で、白く、先が5裂する。
(花弁はないようだ。) (2015/10/22)


雄花では雄しべが8本突き出す。 (2015/10/22)


3翼のあるそう果が多数ぶら下がる。(2016/10/2)


(2017/10/26)


白い翼の接合部にそう果が透けて見える。 (2019/11/21)


葉は先が急にとがる卵形で、互生する。(2015/6/10)


若い茎は赤みを帯びる。 (2017/4/28)


若芽は太くて直立する。




太い茎が叢生する。(2017/4/22)


花が赤みを帯びた品種。もっと赤いのはメイゲツソウと言われる。 (2015/10/22)


(2015/10/22)


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