ギシギシ

羊蹄

双子葉、離弁花、 タデ科、 ギシギシ属、多年草。 用語説明
花期:夏〜秋 6月〜10月
高さ:0.6〜1メートル
茎は直立し、太い。
葉は互生し、長さ10〜25センチの長楕円形で、 基部は円形〜浅い心形で、ふちが大きく波打つ。
雌雄同株で、 茎の上部に多数の総状花序を枝分かれさせながら出し、 淡緑色の小さい花が輪生したものを密につける。
花のあと、内花被片が翼状になって鋸歯をもち、その中央が こぶ状にふくらんだそう果をつける。

識別点: イタドリスイバギシギシエゾノギシギシアレチギシギシナガバギシギシ
 イタドリ:葉の基部が矢じり形で、葉裏が粉白色を帯び、1つの枝の各葉腋から花穂がのび、花色は白に近い。
 スイバ :葉の基部が矢じり形で上部の葉は茎を抱き、茎の先に赤褐色の花序を出す。
 ギシギシ:葉の基部が心形で、茎の先に緑色の花序を出し、そう果の翼に鋸歯がある。
 エゾノギシギシ:葉は基部が心形で、ギシギシより幅広で大きく、花穂は黄褐色、そう果の翼に棘がある。
 アレチギシギシ:花序がまばらで、花序の軸やそう果が赤みをおび、翼は小さくて鋸歯がない。
 ナガバギシギシ:葉の基部が心形で、茎の先に緑色の花序を出し、そう果の翼には鋸歯がない。



緑色の小さい花が輪生して咲く。


花は小さくてわかりにくいが、緑色の花冠が幾つかに裂け、葯が黄色い。 (2010/5/17)


花が果実に変わり始めている。 (2010/5/17)


果実はそう果で、内花被片が翼状となり、種子になる部分がこぶ状に盛り上がる。 (2014/5/11)


果実(そう果)は密集してつく。


果実が大きくなると、翼が赤身を帯びる。 (2009/6/9)


果実の翼に鋸歯がある。 (2009/6/9)


果実は熟すと赤褐色になる。 (2012/8/25)


茎は太くて筋がある。(2015/4/26)


葉身の基部は浅い心形で、葉のふちが大きく波打つ。


枝先に円錐花序がのびる。




根生葉は茎葉より葉柄が長いようである。


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