エゾノギシギシ

蝦夷の羊蹄

双子葉、離弁花、 タデ科、 ギシギシ属、多年草。 用語説明
花期:夏〜秋 6月〜9月
高さ:0.5〜1.3メートル
別名:ヒロハギシギシ
茎は直立し、太い。
茎や葉柄が赤みを帯びることがある。
葉は互生し、長さ15〜30センチの卵状長楕円形であり、 基部は心形で、ふちは細かく波打つ。
茎の上部に多数の総状花序を枝分かれさせながら出し、 淡緑色の小さい花を輪生させたものを密につける。
花のあと、内花被片が翼状になって棘(刺状の突起)をもち、 その中央がこぶ状にふくらんだそう果をつける。

識別点: イタドリスイバギシギシエゾノギシギシアレチギシギシナガバギシギシ
 イタドリ:葉の基部が矢じり形で、葉裏が粉白色を帯び、1つの枝の各葉腋から花穂がのび、花色は白に近い。
 スイバ :葉の基部が矢じり形で上部の葉は茎を抱き、茎の先に赤褐色の花序を出す。
 ギシギシ:葉の基部が心形で、茎の先に緑色の花序を出し、そう果の翼に鋸歯がある。
 エゾノギシギシ:葉は基部が心形で、ギシギシより幅広で大きく、花穂は黄褐色、そう果の翼に棘がある。
 アレチギシギシ:花序がまばらで、花序の軸やそう果が赤みをおび、翼は小さくて鋸歯がない。
 ナガバギシギシ:葉の基部が心形で、茎の先に緑色の花序を出し、そう果の翼には鋸歯がない。



葉が幅広で大きい。 (2010/4/24)


葉の縁が波打つ。 (2010/4/24)


茎の上半部から総状花序が幾つも出て、淡緑色の花が咲く。 (2012/6/23)


そう果には翼がある。


そう果の翼に棘(刺状の突起)がある。


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