サトイモ科
単子葉。
用語説明
花茎の先に小さな花が太い肉質の柄に一面に並んだ肉穂花序をつけ、
その根元に穂を包むようにした苞(仏炎苞)がつく。
サトイモ属
サトイモ
葉は盾状で、種芋を4月〜5月に植えて秋に
茎の地下部分(塊茎)を収穫し、
葉柄も葉軸(ズイキ)として食用になる
ヤツガシラ
葉は盾状で葉柄は赤みを帯び、親芋と小芋が合体した不整形の芋ができる
ハスイモ
サトイモと似ているが、葉が大きく、
葉柄が多孔質で、根茎が小さい
リュウキュウ:
ハスイモ
の別名
タケノコイモ
サトイモと似ているが、子芋があまりできず、
タケノコのようにのびる親芋を食べる
キョウイモ:
タケノコイモ
の別名
コンニャク属
コンニャク
根茎からまだら模様のある葉柄を出し、小葉を羽状につけた葉を
数枚のばし、5〜6年して根茎が大きくなると、花茎を直立させて、
仏炎苞に包まれた肉質の褐色の花序をつける
テンナンショウ属
ウラシマソウ
春に10枚以上の小葉をもつ鳥足状の根生葉が1枚出て、
花茎の先に紫褐色の仏炎苞に包まれた肉穂花序がつき、
花序の先から釣り糸のような付属体が60センチぐらい上にのびる
ムサシアブミ
葉は2枚出て各々が3つの小葉をもち、
花茎の先に昔の鐙の形をした仏炎苞がつき、
円柱形の肉穂花序がその中に含まれている
マムシグサ
球根から2枚の葉と仏炎苞を出し、葉は多くの小葉に分かれ、
仏炎苞は淡緑色や淡紫色で蛇が鎌首を持ち上げたような形であり、
その中に円柱形の花序がある
ミミガタテンナンショウ
マムシグサと似ているが、
仏炎苞の開口部基部に耳のような張り出しのある点などが異なる
ホソバテンナンショウ
鳥足状複葉の小葉は狭楕円形で、
仏炎苞の開口部は反り返り、肉穂花序に丸い液果が並ぶ
ユキモチソウ
春に紫褐色の仏炎苞をつけ、中に白い棍棒状で先端が丸くふくらんだ付属体がある
ハンゲ属
オオハンゲ
葉は3深裂し、細長い仏炎苞に包まれた肉穂花序をつけ、
仏炎苞の先に細長い鮮緑色の釣り竿のような付属体がある
ニオイハンゲ
葉はハート形で白斑があり、仏炎苞から釣竿のような付属体がのび、
葉の基部にムカゴができる
カラスビシャク
葉は3小葉からなり、緑色の仏炎苞と細長い付属体を
もつ肉穂花序をつける
ハンゲ: カラスビシャク の別名
ザゼンソウ属
ザゼンソウ
早春に暗紫色の仏炎苞を持つ肉質花穂を出し、
花後に大きな心形の葉を根生させる
ダルマソウ:
ザゼンソウ
の別名
ショウブ属
セキショウ
葉は細く、細長い淡黄白色の肉穂花序をだし、苞がつく
ミズバショウ属
ミズバショウ
湿地に生え、純白の仏炎苞に包まれた円柱状の黄色い肉花穂を立て、
花のあとに花茎の脇から幅広の葉を高くのばす
ヒメカイウ属
ヒメカイウ
湿地に生え、葉は円心形で、白い仏炎苞のある肉花穂に黄色い花がつき、
赤い実がトウモロコシ状に並ぶ
ミズザゼン:
ヒメカイウ
の別名
カラディウム属
カラジウム
葉は薄くて柔らかい卵心形で、白地で葉脈近くや縁近くが緑色
になった網目模様がある
アンスリウム属
アンスリウム
葉は厚手の心形で、赤い仏炎苞が平開する肉穂花序が直立する
オオベニウチワ:
アンスリウム
の別名
オランダカイウ属
カラー
葉は細長い心形で、
紙を巻いてラッパにしたような形の花を咲かせ、
色は白が多いが、黄色や赤紫などもある
その他の属
ポトス
つる性で、葉柄の長いハート形の葉がつき、
節から気根が出る
オウゴンカズラ:
ポトス
の別名
クワズイモ
根茎が地上部で大きくなり、
葉は尖った長楕円形で葉柄が盾状につき、仏炎苞ができる
スパシフィラム
葉は尖った長楕円形で、花茎の先に肉穂花序と白い仏炎苞がつく
ホウライショウ
巨大な葉は掌状に深裂し、肉質花序が出て、
トウモロコシ状の果実ができる
モンステラ:
ホウライショウ
の別名
ヘビイモ
葉は鳥足状複葉で、小葉は披針形であり、
葉柄に斑模様がある。
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