サトイモ

里芋

単子葉、 サトイモ科、 サトイモ属、夏緑、多年草。 用語説明
花期:夏 
高さ:1.5メートルぐらい
褐色の繊維に包まれた根茎があり、その脇に子芋ができる。
葉は古葉柄に新葉柄が挟まれる形で束生し、 葉柄(葉軸)は肉質で1メートル以上にのびる。
葉身は三角状楕円形の盾状で少し切れ込みがあり、 最も幅広のあたりに葉柄が傘の柄のようにつく。 葉は長さ60センチぐらいに大きくなることが多い。 葉の表面には細かい凹凸があり、水をはじく物質で覆われているので、 水は大きな水玉となって、葉から滑り落ちる。
暖かい地方では夏に黄色い雄花と緑色の雌花が咲くことがある。
実のできることはほとんどないが、希に種のできることがあり、 乾燥させないですぐに播種すると実生苗ができる。
通常は、育ちの良い芋を種芋として選んで、 4月〜5月に植えて大きく育て、秋に収穫する。 茎の地下部分(塊茎)を食用とするだけでなく、 葉柄も葉軸(ズイキ)として食用になる。
水田の土のような重粘な土と日当たりのよい所を好み、 耐湿性はあるが乾燥には弱い。連作を嫌う。
マレー地方が原産地と言われる。

葉は大きくて、水をはじく。


葉は盾状で、切れ込みがある。(2016/8/12)


根生する葉柄が傘の柄のようにつく。


根元の中央部から新しい葉が出る。(2015/9/29)


背丈ぐらいに大きくなる。 (2016/8/12)


茎の緑のがサトイモで赤いのがヤツガシラ。
全体は、シャベルが小さく見えるほど大きい。(2013/8/20)


寒さに弱くて、霜が降りる前に枯れる。(2016/10/8)


小芋。(2013/11/2)


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