オオハンゲ

大半夏

単子葉、 サトイモ科、 ハンゲ属、夏緑、多年草。 用語説明
花期:夏 6月〜8月 
高さ:20〜50センチ
直径約3センチの球茎があり、林内に生える。
球茎から、長さ約30センチの葉柄を持つ数本の葉が出る。 葉は3深裂し、その裂片は広卵形〜狭卵形である。
(よく似た カラスビシャク では3小葉で、小葉は互いに分離している。)
葉の展開とほぼ同時に球茎から高さ20〜50センチの花茎が立ち上がり、 緑色の細長い筒形の仏炎苞に包まれた肉穂花序をつける。 雌花群は肉穂の下部2/3ぐらいの部分に密生し、 雄花群は少し隙間をあけてその上部の肉穂を取り囲む。 仏炎苞の中から細長い鮮緑色の釣り竿のような 付属体が出る。
カラスビシャクとちがって、珠芽はつけない。 秋になると、苞がふくらんで左右に開き、卵形の種子が トウモロコシのように密集した液果が現れる。

(2017/4/22)


細長い仏炎苞から釣竿のような付属体がのびる。(2015/7/2)


仏炎苞も付属体も緑色。(2010/7/10)


葉に鈍い鋸歯がある。(2011/6/19)


葉は3深裂し、分離しないで、基部でつながっている。(2015/5/6)


裂片は広卵形で、長さは10〜20センチぐらいとなる。(2015/6/1)


(2016/5/5)


仏炎苞の中にトウモロコシ状の果実ができる。(2015/9/19)


淡緑色の果実が大きくなってきた。(2015/10/3)


球茎から葉柄と花茎が立ち上がる。(2016/10/15)


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