ウラシマソウ

浦島草

単子葉、 サトイモ科、 テンナンショウ属、夏緑、多年草。 用語説明
花期:春 3月〜5月 
高さ:40〜50センチ
木陰に生え、球茎で殖える。
春に鳥足状の根生葉が1枚出て、 その太い葉柄の先に11〜17枚の小葉がつく(鳥足状複葉)。 小葉は先のとがった狭卵形で、暗緑色をしている。 条件によって夏に落葉することがある。
雌雄異株で、 葉柄の基部から出る花茎に紫褐色の仏炎苞に包まれた肉穂花序がつく。 花序を構成する多数の花には花弁がなく、 雄花には雄しべのみ、雌花には雌しべのみがある。 花序の先から、釣り竿のような、 長さ約60センチの付属体が上向きにのびてから垂れ下がる。
花後の5月〜6月にトウモロコシのような果実ができ、 冬に液果が赤く熟す。有毒である。
ヒメウラシマソウは高さ30〜50センチで、ウラシマソウより小さく、 仏炎苞の内側に白い斑がある。



紫褐色の仏炎苞があり、そこから釣り竿のような付属体が伸び上がる。 (2012/4/21)




仏炎苞には縦縞がある。(2010/4/25)




仏炎苞は、内側が紫褐色で、外側は白っぽい。


(2010/4/25)


短いトウモロコシのような果実ができる。 (2017/7/29)


葉は鳥足状複葉で、尖った狭卵形の小葉が十数枚つく。 (2012/4/24)


葉柄は太くて直立する。 (2017/4/15)


(2010/4/25)


葉には光沢がある。




ヒメウラシマソウ。ウラシマソウより小さく、仏炎苞の縞が明確。(2017/5/19)


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