スイカズラ科
双子葉、合弁花。
用語説明
スイカズラやウツギ、ニワトコ、ガマズミ、サンゴジュなどを含む。
低木が多いが、小高木、つる植物、草本もある。
葉は対生が多く、花は両性で、集散花序や頭状花序になるものが多い。
花冠は5裂するものが多い。
スイカズラ属
スイカズラ
常緑のつる植物で、花は唇形で5裂し、強い芳香があり、
色が白色から淡紅色、黄色と変化してゆく
ニンドウ:
スイカズラ
の別名
キンギンカ:
スイカズラ
の別名
キンギンボク
葉は卵形〜長楕円形で両面ともに毛があり、
枝先の葉腋からでる花柄に白色から黄色へと変わる花を
2個ずつつけ、球形の液果が2つならんでつく
ヒョウタンボク: キンギンボク
の別名
ハナヒョウタンボク
葉は卵状長楕円形で枝先の葉腋からでる花柄に白色から黄色へと変わる花を
2個ずつつけ、球形の液果が2つならんでつく
ニオイニンドウ
ツキヌキニンドウ
葉は長楕円形で、花序の下の2つの葉は合着して1つになり、それを突き抜けて
出た花序に筒状の赤い花が輪生状につき、球形の液果が秋に赤く熟す
ロニセラ
楕円形の葉の腋に、筒形で先の5裂する紅色等の花が対となって咲く
ハニーサックル:
ロニセラ
で花が大きくてつるのよくのびる品種
ニティダ:
ロニセラ
で花が目立たない匍匐性の品種
ウグイスカグラ
枝は細く、葉は若いとき縁が暗紅紫色をしており、
葉が出ると同時に葉腋から漏斗形の花をつける
ウグイスノキ:
ウグイスカグラ
の別名
ハコネウツギ属
ハコネウツギ
若枝は無毛で、初夏に白から紅紫色に変化する釣鐘形の花をつける
ヤブウツギ
若枝と葉裏に毛を密生し、初夏に濃い紅色で釣鐘形の花をつける
ケウツギ:
ヤブウツギ
の別名
タニウツギ属
タニウツギ
花は薄紅色、葉裏に白毛を密生させ、刮ハは円筒形
ベニウツギ:
タニウツギ
で花の色が濃い園芸種
ニシキウツギ
葉は楕円形で先が尾状にとがり、枝先や葉腋につく漏斗状の花は
白からしだいに紅色に変わり、円筒形のかたい刮ハがつく
ベニバナニシキウツギ: ニシキウツギ
のうち、はじめから濃紅色の花を咲かせるものを表す
ツクバネウツギ属
ツクバネウツギ
葉は先の細くなった卵形で、
新枝の先に斑紋のある白い漏斗状の花を2つずつ咲かせ、
そう果をつける
コツクバネウツギ
葉は先の細くなった卵形で、新枝の先に黄白色の漏斗状の花を1〜7個咲かせ、
そう果をつける
ベニバナノツクバネウツギ
葉は先の細くなった卵形で、新枝の先に紅色の漏斗状の花を2つずつ咲かせ、
そう果をつける
ベニバナツクバネウツギ
ベニバナノツクバネウツギ
の別名
タイワンツクバネウツギ
枝は密に分枝し、葉は先のとがった卵形で、
枝先に白い漏斗状の花を多数咲かせ、
細長い紡錘形のそう果をつける
アベリア
細い茎をたくさん分岐させ、夏から秋にかけて、
長い間白い漏斗状の花を6個ぐらいまとめた花序をつけ、
その花冠は5裂し、香りがある
ハナツクバネウツギ: アベリア
の別名
ガマズミ属
ガマズミ
葉は倒卵形で低い鋸歯があり、有毛で、
初夏に枝先の散房状花序に白い小花を多数つけ、
液果が赤熟する
コバノガマズミ
葉は卵形で低い鋸歯があり、有毛で、
初夏に枝先に白い小花を多数散房状花序につけ、
液果が赤熟する
ミヤマガマズミ
若枝は紫褐色で、葉は倒卵形で三角鋸歯があり、
枝先に白い小花を多数散房状につけ、
液果が赤熟する
チョウジガマズミ
葉は先のとがった広卵形で裏面に星状毛があり、
春に集散花序に淡紅色を帯びた白色で高坏形の香りのよい花を多数つけ、
長楕円形の核果が黒く実る
オトコヨウゾメ
葉は楕円状披針形で鋭鋸歯があり、
枝先の散房状花序に白い小花をまばらにつけ、
液果が赤熟する
ハクサンボク
葉は菱形状卵形で革質であり、
散房状に咲く花に悪臭があり、核果は赤い
イセビ:
ハクサンボク
の別名
ヤブデマリ
葉脈が均一で明瞭であり、
初夏に小さい両性花のまわりに白い装飾花をつけた花を咲かせ、
秋に果実が黒く熟す
オオデマリ
ヤブデマリの園芸種で、花がすべて装飾花となり、球形に集まった形をとり、
ヤブデマリにくらべ、葉が丸みを帯びており、無毛にちかい
コデマリ
サンゴジュ
葉は革質で滑らかで光沢があり、赤い果実を総状にたくさんつける
ゴマギ
葉は倒卵状長楕円形でごわごわしており、表面は暗緑色、裏面は淡緑色で、
枝先の円錐花序に高坏状の白い花を多数つけ、
楕円形の核果が赤くみのり、完熟すると黒くなる
ニワトコ属
ニワトコ
枝は株から放物線状にのび、樹皮にコルク層があり、
葉は奇数羽状複葉で、春に円錐花序に黄白色または淡紫色の花を多数つけ、
赤い球形の核果をつける
セッコツボク: ニワトコ
の別名
セイヨウニワトコ
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