アベリア


双子葉、合弁花、 スイカズラ科、 ツクバネウツギ属、常緑、低木。 用語説明
花期:夏〜秋 6月〜11月
高さ:2メートルぐらい
別名:ハナツクバネウツギ(花衝羽根空木)
細い茎をたくさん分岐させ、密に繁る。刈り込みに強い。 若枝では樹皮は褐色で平滑であるが、古枝では灰褐色となる。
葉は対生し、長さ2〜5センチの楕円形で粗い鋸歯があり、 つやがある。
夏から秋にかけて、枝先や葉腋から円錐花序を出し、長い間、白い (あるいは薄紅の)漏斗状の花を6個ぐらい車輪状に並べる。 花冠は長さ1.5〜2センチで5裂し、萼は褐色で基部まで2〜5裂する(5裂が多い)。 香りがある。
結実しない。
アベリア(ハナツクバネウツギ)は、 タイワンツクバネウツギツクバネウツギ などとの雑種と言われる。

識別点: ツクバネウツギコツクバネウツギベニバナノツクバネウツギタイワンツクバネウツギアベリア
 ツクバネウツギ:花は白で2〜3センチのが2個ずつつき、内側に橙色の網目模様あり、萼は褐色で5枚。
 コツクバネウツギ:花は黄白色で1〜2センチのが1〜7個、内側に橙色の網目模様あり、萼2枚
 ベニバナツクバネウツギ:花は紅で2〜3センチのが2個ずつつき、内側に橙色の網目模様あり、萼5枚。
 タイワンツクバネウツギ:花は長さ0.5〜1センチで白く、萼は淡褐色で5枚。
 アベリア:花は白で1.5〜2センチのが数個ずつつき、萼は褐色で5枚が多く、花期長く、不稔。



花冠の裂片に白毛がある。


萼は羽根つきの羽のように広がって、花後も長く残る。(2015/10/22)


葉は先のとがった楕円形でつやがあり、若枝は褐色で平滑である。


葉には浅くて粗い鋸歯があり、対生する。(2017/10/10)


枝がよく分枝し、刈込に耐える。


樹皮は灰褐色である(若枝は褐色)。(2017/9/30)




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