タイワンツクバネウツギ
台湾衝羽根空木
双子葉、合弁花、
スイカズラ科、
ツクバネウツギ属、常緑、低木。
用語説明
花期:夏〜秋 7月〜9月
高さ:2メートル
茎は直立したのち密に分枝し、湾曲する。
樹皮は灰褐色で縦の裂け目がある。
葉は長さ0.7〜2センチの先のとがった卵形で、対生する。
鈍い鋸歯がある。
枝先に長さ0.5〜1センチの白い漏斗状の花を集散状に多数密生させる。萼片は淡褐色で5個ある。
細長い紡錘形のそう果をつけ、その上端には5枚の萼片が残って、
羽子板で突くつくばねのようになる。
近縁種の
ツクバネウツギ
では、花の内側に橙色の網状紋があるが、タイワンツクバネウツギ
では網状紋がない。
南西諸島の岩場に生える絶滅危惧種。
識別点:
ツクバネウツギ、
コツクバネウツギ、
ベニバナノツクバネウツギ、
タイワンツクバネウツギ、
アベリア
ツクバネウツギ:花は白で2〜3センチのが2個ずつつき、内側に橙色の網目模様あり、萼は褐色で5枚。
コツクバネウツギ:花は黄白色で1〜2センチのが1〜7個、内側に橙色の網目模様あり、萼2枚
ベニバナツクバネウツギ:花は紅で2〜3センチのが2個ずつつき、内側に橙色の網目模様あり、萼5枚。
タイワンツクバネウツギ:花は長さ0.5〜1センチで白く、萼は淡褐色で5枚。
アベリア:花は白で1.5〜2センチのが数個ずつつき、萼は褐色で5枚が多く、花期長く、不稔。
漏斗状の白い花が咲き、花冠は5裂する。
(2016/10/2)
花の内側に網状紋がない。
そう果は棒状で、萼片が羽根つきの羽のような形となって残る。
(2017/10/26)
(2015/10/28)
枝は湾曲し、葉は先の尖った卵形。蕾は枝先の葉腋につく。
(2018/6/29)
茎は細く、葉は対生する。
樹皮は灰褐色で縦の裂け目がある。
(2017/10/26)
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