コツクバネウツギ

小衝羽根空木

双子葉、合弁花、 スイカズラ科、 ツクバネウツギ属、落葉、低木。 用語説明
花期:春〜夏 5月〜6月
高さ:2メートル
樹皮は灰白色で、細い枝がよく分枝する。
葉は対生し、先の細くなった長さ2〜5センチの卵形〜楕円状卵形で、 不規則な鋸歯があるか、または全縁である。
新枝の先に黄白色か黄色、または淡紅色を帯びた花を1〜7個咲かせる。 花冠は長さ1〜2センチの漏斗状で、 唇形に開いた下唇の内側に橙色の網状紋がある。 萼片は2枚であることが多いが、3枚のこともある。
果実は長さ8〜10ミリの棒状のそう果で、9〜10月に熟し、 先端にプロペラ状になった萼片が残る。

識別点: ツクバネウツギコツクバネウツギベニバナノツクバネウツギタイワンツクバネウツギアベリア
 ツクバネウツギ:花は白で2〜3センチのが2個ずつつき、内側に橙色の網目模様あり、萼は褐色で5枚。
 コツクバネウツギ:花は黄白色で1〜2センチのが1〜7個、内側に橙色の網目模様あり、萼2枚
 ベニバナツクバネウツギ:花は紅で2〜3センチのが2個ずつつき、内側に橙色の網目模様あり、萼5枚。
 タイワンツクバネウツギ:花は長さ0.5〜1センチで白く、萼は淡褐色で5枚。
 アベリア:花は白で1.5〜2センチのが数個ずつつき、萼は褐色で5枚が多く、花期長く、不稔。

花色には変異が多い。


萼片は2枚。(2016/4/29)


葉は先の尖った卵形。


樹皮は灰白色。蕾は黄色いことが多い。(2017/4/13)


枝は細くて湾曲する。 (2017/4/13)


下唇の内側に橙色の網状紋がある。黄色い花もある。(2016/4/29)


キバナツクバネウツギは、花や葉がコツクバネウツギより少し大きい。
(ツクバネウツギとコツクバネウツギの中間。)


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