ツクバネウツギ
衝羽根空木
双子葉、合弁花、
スイカズラ科、
ツクバネウツギ属、落葉、低木。
用語説明
花期:春〜夏 5月〜6月
高さ:約2メートル
樹皮は灰褐色で、よく分枝する。
葉は対生し、先の細くなった長さ2〜6センチの卵形〜楕円状卵形で、
不規則な鋸歯がある。
表面葉脈上に毛があり、葉裏の主脈の基部の脇には白い毛が密生する。
初夏に新枝の先に白色か淡黄色、
または淡紅色を帯びた花を2つずつ咲かせる。
花冠は長さ2〜3センチの漏斗状で、
唇形に開いた下唇の内側に橙色の網状紋がある。
果実は長さ8〜14ミリの細い棒状のそう果で、
その上端に5枚の萼片がプロペラ状に残り、9〜11月に熟す。
細い円柱形の種子をもつ。
識別点:
ツクバネウツギ、
コツクバネウツギ、
ベニバナノツクバネウツギ、
タイワンツクバネウツギ、
アベリア
ツクバネウツギ:花は白で2〜3センチのが2個ずつつき、内側に橙色の網目模様あり、萼は褐色で5枚。
コツクバネウツギ:花は黄白色で1〜2センチのが1〜7個、内側に橙色の網目模様あり、萼2枚
ベニバナツクバネウツギ:花は紅で2〜3センチのが2個ずつつき、内側に橙色の網目模様あり、萼5枚。
タイワンツクバネウツギ:花は長さ0.5〜1センチで白く、萼は淡褐色で5枚。
アベリア:花は白で1.5〜2センチのが数個ずつつき、萼は褐色で5枚が多く、花期長く、不稔。
葉は先の細くなった卵形〜楕円状卵形で不規則な鋸歯があり、対生する。
花は2つずつ咲くことが多く、内側に橙色の網状紋がある。(2017/5/2)
(2016/4/29)
葉に光沢がある。
(2016/4/29)
蕾は先が膨らんでいる。(2015/9/23)
茎は灰褐色でよく分枝する。
枝は対生状に出る。
(2016/4/29)
果実は棒状で先に5枚の萼片がプロペラ状(羽根つきの羽状(つくばね状))に残る。Photo by H. O.
萼を支える棒状の部分が果実となる。
(2016/4/29)
キバナツクバネウツギ。
タイワンツクバネウツギ。花の内側に紋がない。
タイワンツクバネウツギ?(2012/9/26)
タイワンツクバネウツギ?
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