ヤブウツギ
藪空木
双子葉、合弁花、
スイカズラ科、
ハコネウツギ属、落葉、低木〜小高木。
用語説明
花期:春〜夏 5月〜6月
高さ:3〜5メートル
別名:ケウツギ
株立ちすることが多く、よく分枝して繁る。
樹皮は灰褐色で、縦に裂ける。
若枝には開出毛がある。
葉は対生し、長さ5〜12センチの楕円形で先がとがり、
細かい鋸歯があり、葉柄や葉裏脈上に開出毛がある。
初夏に枝先や葉腋に濃い紅色の釣鐘形の花を2〜3個ずつつける。
萼片は細長くて5枚あり、開出毛が密生する。
花冠は5裂し、花柱が花筒より少し突き出る。
円筒形の刮ハがつき、
裂開すると周囲に翼のある楕円形の種子が多数出る。
識別点:
タニウツギ、
ニシキウツギ、
ハコネウツギ、
ベニウツギ、
ヤブウツギ
タニウツギ :花は紅色で内側は淡紅色、萼有毛、葉裏に白毛密生。
ニシキウツギ :花が白→紅色に変化、萼有毛、葉裏脈上に毛。
ハコネウツギ :花が白→紅紫色に変化、葉裏は無毛に近い。
ベニウツギ :花は濃紅色で内側も紅色、萼有毛、葉裏に白毛密生。
ヤブウツギ :花は濃い紅色、萼と若枝に開出毛密生、葉裏にも開出毛。
紅色で釣鐘形の花が数個ずつ咲く。
葉は先のとがった楕円形で鋸歯があり、対生する。(2015/5/6)
若い葉では、葉柄が赤く、主脈も赤い。葉脈は葉裏に隆起する。(2023/6/4)
花の色が白→紅色と変わるものもある(ニシキビロードウツギ等)。
(2015/5/6)
(2015/5/6)
花後に開出毛の密生した細長い萼片が残って、果実が大きくなり始める。
(2017/5/19)
萼片はやがて落ちて棒状(円柱形)の果実ができる。
(2017/5/19)
樹皮は灰褐色で、縦の裂け目がある。
(2015/5/6)
枝は湾曲することが多い。
(2017/6/6)
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