ベニウツギ
紅空木
双子葉、合弁花、
スイカズラ科、
タニウツギ属、落葉、低木〜小高木。
用語説明
花期:春〜夏 5月〜6月
高さ:約5メートル
タニウツギ
の園芸種で、花の紅色が濃く、花冠の内側も紅色であり、
萼も有毛。
株立ちとなり、樹皮は灰褐色で縦に裂けてはがれ落ちる。
葉は先が鋭くとがった長さ4〜10センチの卵状楕円形で、
鋸歯があり、裏に白い毛があって対生し、葉柄は赤みを帯びる。
初夏に枝先や上部の葉腋の散房花序に濃い紅色の花をつける。
花冠は長さ約2.5センチの漏斗状で、先は5裂し、
花柱は白くて花筒から少し突き出る。
果実は長さ1.2〜1.8ミリの円筒形のかたい朔果であり、
10月ごろ熟すと、
上部が2裂して長さ1ミリぐらいの楕円形の種子がでる。
識別点:
タニウツギ、
ニシキウツギ、
ハコネウツギ、
ベニウツギ、
ヤブウツギ
タニウツギ :花は紅色で内側は淡紅色、萼有毛、葉裏に白毛密生。
ニシキウツギ :花が白→紅色に変化、萼有毛、葉裏脈上に毛。
ハコネウツギ :花が白→紅紫色に変化、葉裏は無毛に近い。
ベニウツギ :花は濃紅色で内側も紅色、萼有毛、葉裏に白毛密生。
ヤブウツギ :花は濃い紅色、萼と若枝に開出毛密生、葉裏にも開出毛。
ベニウツギ。(2015/5/6)
ベニウツギ。
ベニウツギ。葉は尖った卵状楕円形。
葉裏は淡緑色(2023/6/4)
オオベニウツギ。花は長さ3〜4センチもあって、ベニウツギより大きい。
オオベニウツギ。
オオベニウツギ。
オオベニウツギ。
アマギベニウツギ。(2016/4/29)
アマギベニウツギ。
樹皮は灰褐色で、縦に裂けて剥がれ落ちる。(2016/4/29)
双子葉植物へ戻る
単子葉植物も見る
裸子植物も見る
総目次へ戻る