アオイ科
双子葉、離弁花。
用語説明
木本と草本がある。
葉は互生する。
花は両性が多く、放射相称で、5弁。
中心の雌しべに多数の雄しべが筒状に合着し、花の中心に突き出る。
果実はさく果が多いが分果のもある。
木本
フヨウ
3〜7裂した大きな葉と、淡紅色か白の1日花をつけ、
果実は熟すと割れて毛のある種子を散らす
スイフヨウ
八重咲きのフヨウで、咲いたときは白いがつぼむと赤くなる
サキシマフヨウ:
フヨウ
の変種で、九州南部〜沖縄に生育し、秋に花が咲く
ハマボウ
葉は先の短くとが円形〜広卵形で、波状の浅い鋸歯があり、
葉腋から黄色い5弁花が1〜2個でる
ムクゲ
枝はしなやかで、葉は互生し、先が浅く3裂し、
花は紅紫色で、花弁は5枚あり、
花柱は外へ突き出る
ハイビスカス
枝はしなやかで、葉は互生し、先が浅く3裂し、
花は紅紫色で、花弁は5枚あり、
花柱は外へ突き出る
ウオトリギ
葉は狭卵形で、白くて葯の黄色い5弁花が咲き、
丸い液果が2つ合着したものがさらに集まった果実が赤熟する
エノキウツギ:
ウオトリギ
の別名
バオバブ
太い幹の上方に短い枝が集まり、花は白く、液果は楕円形で、乾燥に強い
草本
タチアオイ
茎が直立し、葉はハート形で5〜7裂し、
大輪の花が茎の上半を下から咲きあがってゆく
ウスベニアオイ
茎が直立し、葉は深く切れこみ、
花は縁が白く中央が赤紫色であり、分離果がつく
ブルーマロウ: ウスベニアオイ
の別名
マロウ: ウスベニアオイ
の別名
ビロードアオイ
茎は直立し、葉は軟毛で覆われ、
淡い桃色で中央部が赤紫色の花が咲く
ウスベニタチアオイ:
ビロードアオイ
の別名
モミジアオイ
茎はかたくて直立し、葉は深く5裂し、大きい赤い5弁花が咲き、
刮ハは5裂する
ゼニアオイ
ゼニバアオイ
葉は丸くて5〜7浅裂し、
淡紅色で小さい5弁花が葉腋に咲く
コモンマロウ:
ゼニバアオイ
の別名
フユアオイ
葉は掌状に裂け、冬も緑で、
白〜淡紅色の小さい花が春から秋まで咲く
ローゼル
茎は赤紫色で、葉は深く3裂し、ロート状でクリーム色の花が咲き、
葉腋で萼片と苞が大きくふくらむ
ゴジカ
茎は高く直立し、葉は細長い3角形で、
昼頃、赤い5弁花が横向きに咲く
イチビ
葉は心円形で、黄色い5弁花が咲き、
とがった突起が縁に並んだお椀状の果実ができる
キリアサ:
イチビ
の別名
ケナフ
茎は3メートルぐらいにのび、葉は掌状に3〜7裂し、
黄色等の5弁花が横向きに咲く
ワタ
葉は掌状に裂け、春に種まきし、夏になると淡黄色の花が開花し、
朔果が熟すと毛の生えた種子がでる
リクチメン
ワタの一種で、機械化された栽培に適している
カイトウメン
ワタの一種で、繊維が長い
オクラ
葉は掌状に裂け、夏の朝、葉腋に黄色い花を咲かせ、
5稜形で先のとがった果実をつける
トロロアオイ
根茎が太く、葉は掌状に裂け、黄白色の大きな花を咲かせ、
刮ハは5稜形で先がとがる
ハナオクラ:
トロロアオイ
の別名
カラスノゴマ
葉は卵形で、葉腋に仮雄しべの突き出た黄色い5弁花が1つ咲き、
細長い刮ハがつく
モロヘイヤ
茎は細長く、葉は長楕円形で鋸歯があり、
果実は細長い莢状である
ジュート:
モロヘイヤ
の別名
つる性
チロリアンランプ
赤くて4つの稜のある提灯のような苞の先に黄色い花弁をのぞかせた
花を下向きにぶらさげる
ウキツリボク: チロリアンランプ の別名
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