ワタ
綿
双子葉、離弁花、
アオイ科、
ワタ属、1年草(熱帯では多年草)。
用語説明
花期:夏
高さ:1メートルぐらい
春に種まきする。
茎はやや細く、直立してからよく分枝する。
葉は互生し、葉柄が長く、葉身は直径8センチ弱で、掌状に3〜5裂する。
花は葉腋に1個ずつ咲く。
気温25度以上の日が続く夏になると、
花弁が淡黄色で中心部が濃紅色の
オクラ のような5弁花を咲かせる。
1日花であり、しぼむ頃に赤くなる。花弁の多いものもある。
果実は先のとがった卵形の刮ハで、苞につつまれており、
40〜45日で熟し、3〜5個に割れて、
綿毛に包まれた楕円形の種子が出る。
未熟の果実の表面は緑色であるが、熟すと黒褐色となる。
東南アジア原産。
繊維が長くて高級品向けのカイトウメン(海島綿、主産地は西インド諸島)や、
機械化による大規模栽培に適したリクチメン(陸地綿)など、
多くの品種がある。
毛は綿として使われ、種子からは油がとれる。
はじけた実
花は5弁のものが多い。直立する花柱のまわりを黄色い葯のある雄しべが取り囲む。
(2016/10/15)
1日花で、しぼむ前に赤くなる。
花(品種:リクチメン)
花(品種:リクチメン)(2015/9/29)
茎はやや細いが直立する。
(2017/7/29)
上方で互生状に分枝する。
蕾は苞に包まれている。(2016/10/15)
蕾
葉は互生し、掌状に3〜5裂する。
(2015/9/29)
果実は先のとがった卵形の刮ハで、苞に抱かれる。
果実。(2016/10/15)
果実(品種:カイトウメン)。
カイトウメン。花の下部に苞がある。花弁は淡黄色。(2016/9/28)
カイトウメン。(2015/7/2)
アカバナワタ。(2015/9/29)
アカバナワタ。(2015/9/29)
ナンキンワタ。(2017/10/18)
ナンキンワタ。(2017/10/18)
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