クマツヅラ科


双子葉、合弁花。 用語説明
葉は単葉で対生するものが多いが、例外もある。
数ミリの両生花の集合をつける。花冠は筒状、左右相称か放射相称で、 雄しべは4つあって花筒につく。
木本と草本がある。

木本

クサギ 若枝や葉に短毛が密生し、葉や枝を傷つけると、青臭い臭気があり、 花は集散花序で白く、長い筒部があり、萼は5深裂し、花冠は5裂し、 秋に赤い萼の上にのった青い果実をつける

ハマクサギ 葉は広卵形で、淡黄色で先の4裂する花を円錐状に咲かせ、 丸い核果が黒紫色に熟す

トウクサギ: ハマクサギ の別名

キバナハマクサギ: ハマクサギ の別名

ボタンクサギ 薄紅色の5弁花で、アジサイのように集まって咲き、よい香りがする

ゲンペイクサギ 白い萼が袋状となり、中から赤い花冠が出て5裂し、 白い雄しべが突き出し、丸い核果ができる

ゲンペイカズラ: ゲンペイクサギ の別名

ムラサキシキブ 葉は対生し、葉腋から集散花序を出し、4ミリぐらいの薄紫の花をつけ、 秋に小さい球形で薄紫の実がつく

ミムラサキ: ムラサキシキブ の別名

ヤブムラサキ ムラサキシキブ と似ているが、枝や萼片に星状毛が密生する、 果実の下部が萼片に包まれる、などの違いがある

コムラサキ 葉は対生し、葉腋の上から集散花序を出し、小さい薄紫の花をたくさんつけ、 秋に3ミリぐらいの球形の薄紫をした実が多数群がってつく

コシキブ: コムラサキ の別名

シロシキブ: コムラサキ の変種で、花と果実が白い

ハマゴウ 茎が砂地をはって枝が立ち上がり、淡青紫色で唇形の花をつけ、 丸い核果をつける

ハマボウ: ハマゴウ の別名

ハマハイ: ハマゴウ の別名

ニンジンボク 掌状複葉で小葉は粗鋸歯のある広被針形で3〜5枚あり、 円錐花序に小さい淡紫色の唇形花を多数つける

セイヨウニンジンボク 掌状複葉で小葉は全縁の広被針形で5〜7枚あり、 円錐花序に小さい淡紫色の唇形花を多数つける

タイワンレンギョウ 枝が細長くのび、葉は楕円形で、 青紫色で花冠の5裂する花が円錐状に咲き、 丸い核果がオレンジ色に熟す

ハリマツリ: タイワンレンギョウ の別名

デュランタ: タイワンレンギョウ の別名

チーク 葉は大きな楕円形で、白くて小さい漏斗状の花が円錐状に咲き、ホオズキのような袋に包まれた丸い刮ハができる

ランタナ 花は枝先に多数集まって咲き、初めは黄色〜オレンジ色で、 次第に赤くなる

草本

クマツヅラ 茎は四角く、直立して上部で枝分かれし、葉は羽状に3〜5裂し、 穂状花序に淡紅紫色の花を多数咲かせる

ヤナギハナガサ 四角で細い茎が枝分かれし、 葉は細長いが基部は耳状に張り出して対生し、 枝先に淡紅色または淡紫色の小さい5弁花が半球形に集まって咲く

サンジャクバーベナ: ヤナギハナガサ の別名

アレチハナガサ 四角で細い茎が枝分かれし、枝先の穂状花序に 淡紫色の小さい5弁花が次々と咲く

ダキバアレチハナガサ

バーベナ 葉は対生し、楕円形または羽状に細く裂け、 淡紅色で花冠の5裂した花の穂が半球形に集まる

ビジョザクラ: バーベナ の別名

イワダレソウ 葉は地面を覆い、円柱状に成長する花序に紅紫色で5裂した小さい花を密につける

カリガネソウ 葉は広卵形で鋸歯があり、 集散花序に淡青紫色で花冠が5裂し雄しべと花柱の突出した 花が咲く

ダンギク 葉は卵形で、淡青紫色の花のある集散花序が多段になってつく。

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