コムラサキ

小紫

双子葉、合弁花、 クマツヅラ科、 ムラサキシキブ属、落葉、低木。 用語説明
花期:夏 7月〜8月
高さ:約2メートル
別名:コシキブ
樹皮は黄褐色で皮目があるが滑らかであり、枝は細くて、しだれる。
葉は対生し、長さ3〜7センチ、幅1.5〜3センチの倒卵状長楕円形で、 縁の上半分にあらい鋸歯があり、裏面には腺点がある。
葉腋の少し上から集散花序を出し、小さい薄紫の花をたくさんつける。 花冠は4裂し、裂片は平開し、雄しべと雌しべが突き出る。
秋に直径約3ミリの球形で薄紫の核果が多数群がってつく。 その中に長さ約2ミリの扁平で倒卵形の核が4つある。

識別点: ムラサキシキブヤブムラサキコムラサキ
 ムラサキシキブ:葉全体に細かい鋸歯、花序の柄は葉腋から出る。実がやや粗。枝や葉、萼は無毛で、1つの花序に花が多数つく。
 ヤブムラサキ :枝や萼に星状毛が密生し、果実の下部が萼片につつまれる。
 コムラサキ  :葉の上半分に粗い鋸歯、花序の柄が葉腋より上につく。実が密。



緑色の実が熟すと紫色となる。 (2016/9/17)


丸い薄紫色の核果が葉腋ごとに群がってつく。(2015/9/20)


倒卵状長楕円形の葉が対生し、葉の上半部にあらい鋸歯がある。(2021/10/3)


枝が枝垂れる。 (2002/9/15)


若い枝は赤褐色。 (2009/9/16)


薄紫の花が4裂して平開し、雄しべと雌しべが突き出す。


樹皮に皮目がある。 (2010/7/19)


葉腋の少し上から集散花序が出る。 (2016/7/29)


(2015/7/11)


花序枝は数段分岐する。


幹の樹皮は黄褐色〜灰褐色。(2021/10/3)


花と果実が白いものをシロシキブという。(2015/10/12)


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