ムラサキシキブ

紫式部

双子葉、合弁花、 クマツヅラ科、 ムラサキシキブ属、落葉、低木。 用語説明
花期:夏 6月〜8月
高さ:約3メートル
別名:ミムラサキ
樹皮は灰褐色で、皮目がある。
葉は対生し、長さ6〜13センチ、幅2.5〜6センチの長楕円形で、 先が尾状にとがり、ふちに細かい鋸歯がある。
夏に葉腋から集散花序を出し、長さ3〜5ミリの薄紫の花をつける。 花冠は4裂して裂片は平開し、花の中央からは黄色い雄しべが突き出る。
秋に直径約3ミリの球形で薄紫の核果がつき、紫色に熟す。 長さ約2ミリの核をもつ。
実の白いものもあって、それはシロシキブと言われる。
半日日陰でも育つが、実つきは悪くなる。

識別点: ムラサキシキブヤブムラサキコムラサキ
 ムラサキシキブ:葉全体に細かい鋸歯、花序の柄は葉腋から出る。実がやや粗。枝や葉、萼は無毛で、1つの花序に花が多数つく。
 ヤブムラサキ :枝や萼に星状毛が密生し、果実の下部が萼片につつまれる。
 コムラサキ  :葉の上半分に粗い鋸歯、花序の柄が葉腋より上につく。実が密。



直径約3ミリの丸い核果が紫色に熟す。


果実には光沢がある。(2012/11/8)


集散花序に淡紫色の花が咲き、雄しべと雌しべが突き出る。(2015/6/21)


雄しべは4本、雌しべは1本ある。 (2017/6/6)


花筒が長い。雌しべの先は広がる。雄しべの葯は黄色い。(2022/6/13)




葉は長楕円形で先が尾状にとがり、細かい鋸歯がある。


葉裏は淡緑色で、葉脈が隆起している。(2022/10/19)


葉腋から出かかった花芽。葉も花芽も対生する。 (2015/5/6)


若枝は対生状に広がる。(2022/6/13)


蕾。(2015/6/1)


高木の下などでも育つが、日照が悪いと実も葉も少なくなる。(2017/10/31)


日照が良いと花つきも良い。(2017/6/6)


日照が良いと実つきも良い。


冬芽。(2010/3/20)


樹皮は灰褐色で皮目がある。(2021/10/24)


株立ちすることが多い。(2015/10/28)


(2015/5/10)


花と果実が白いものをシロシキブという。(2015/10/12)


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