アレチハナガサ
荒地花笠
双子葉、合弁花、
クマツヅラ科、
クマツヅラ属、多年草。
用語説明
花期:夏〜秋 6月〜9月
高さ:1〜2メートル
茎は四角で細く、枝分かれして長くのびる。茎に毛はほとんどない。
葉は柄のない広線形で対生し、
上半分に鈍鋸歯がある。
茎の上部になると、葉は細長くなって鋸歯も少なくなる。
葉が茎を抱くのは
ダキバアレチハナガサと言われる。
茎先が多数に枝分かれし、
その枝先の細長くのびる花序の先端に淡紫色の小さい5弁花が次々と咲く。
茎が枝分かれすることにより、
円柱状に伸びた花穂が散房状花序を形成する。
果実は4分果で、
楕円状の萼の中に背面は褐色で腹面は白い4つの分果が入っている。
南米原産。
識別点:
ヤナギハナガサ、
アレチハナガサ
ヤナギハナガサ:葉の基部が耳状に張り出す、集合花は半球形、茎は中空、高さ1メートル。
アレチハナガサ:葉の基部がくさび形に細くなる、花穂は散房状に集まる、茎の毛は短い、茎は中実、高さ1.5メートル。
ダキバアレチハナガサ:葉の基部は中間と同じ幅、尾状の花穂が総状に集まる、茎に剛毛、高さ1.5メートル。
花被片は淡紫色で5枚ある。(2016/7/10)
花は下から順番に咲き、先端で新しい蕾が作られる。(2016/7/13)
花穂が伸びてゆく。下部は熟した果実となり、包む萼片が褐色になる。
花序枝が分枝して、花序全体が扇形に広がる。
(2012/11/24)
果実は4分果。
(2013/8/10)
果実には5稜がある。
(2013/11/23)
葉は広線形で対生し、茎を抱かない。
(2016/7/10)
上部の葉は細く小さくなって、鋸歯がなくなる。
数個に分枝した茎が直立する。
(2010/7/10)
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