クスノキ科
双子葉、離弁花。
用語説明
茎や葉に精油を含み芳香のあるものが多い。
葉は3脈が明瞭であり、つやがある。
全縁で互生するものが大部分で、托葉はない。
花は内花被片3枚、外花被片3枚の放射相称で、
小さくて目立たないものが多い。
果実は小さい液果である。
クスノキ属
クスノキ
幹は灰白色でひび割れがあり、
葉は卵形でつやがあり、木全体に樟脳の香りがある
クス: クスノキ の別名
ニッケイ
樹皮に香りがあり、葉は光沢があって3脈がはっきりしていて、裏面は灰白色である
ヤブニッケイ
葉は光沢のある革質で、3脈がはっきりしていて、裏面は灰白色である
ケイヒ
樹皮に香りがあり、葉は全縁の長楕円形で、楕円状の液果が黒紫色に熟す
タブノキ属
タブノキ
葉は枝先に集まってつき、
新葉と同時に円錐花序を出し、小さな花を多数咲かせる
イヌグス: タブノキ の別名
ホソバタブ
葉は長楕円形で、直径1センチぐらいの球形の液果がつく
アオガシ: ホソバタブ の別名
シロダモ属
シロダモ
樹皮は暗褐色で丸い小さな皮目があり、
葉は枝先に集まってつき、長楕円形で3脈が目立ち、
裏面はろう質に覆われて灰白色となり、
秋に葉腋に黄色い小さな4弁花が集まってつき、
楕円形の液果が翌年の秋に赤く熟す
イヌガシ
ゲッケイジュ属
ゲッケイジュ
葉はややかたくて芳香があり、春に葉腋に淡黄色の花を多数咲かせる
クロモジ属
クロモジ
若枝は黄緑色〜暗緑色で、
葉は倒卵状長楕円形で、裏面は白色をおび、
葉の展開と同時に黄緑色の小さい花が集まって咲き、
直径約5ミリの球形の液果をつける
シロモジ
葉は広倒卵形で先が3中裂し、
黄色くて小さい花が数個ずつ咲き、丸い液果ができる
アカヂシャ:
シロモジ
の別名
ヤマコウバシ
幹は叢生し、葉は長楕円形で、葉腋に淡黄色の小さい花をつけ、
球形の液果が黒熟する
モチギ:
ヤマコウバシ
の別名
ヤマコショウ:
ヤマコウバシ
の別名
テンダイウヤク
葉は広楕円形で、先は尾状にとがり、裏面は粉白色をおび、
葉腋に小さな黄色い花が数個集まってつき、
楕円形の果実が秋に黒く熟す
アブラチャン
樹形は丸くなり、葉は先のとがった卵状楕円形で、
葉の展開前に淡黄色の6弁花が3〜5個ずつ集まってつき、
直径1.5センチぐらいの液果がなる
ダンコウバイ
葉は広卵形で先が3裂し、ロウバイに似た黄色い花が咲き、
丸い液果が黒紫色に熟す
ウコンバナ:
ダンコウバイ
の別名
シロヂシャ:
ダンコウバイ
の別名
ハマビワ属
ハマビワ
海岸に生えて葉がビワの葉に似ており、革質で厚く、光沢があり、
葉腋に黄白色の小さい花が数個つき、液果が翌年の初夏に碧紫色に熟す
バリバリノキ
葉は革質の披針形で、縁が波打ち、
淡黄色の小さな花が頭状に集まって葉腋につく
アオカゴノキ:
バリバリノキ
の別名
アオモジ
若枝は緑色を帯び、
葉は長楕円状披針形で、
葉の展開前か展開時に淡黄色の小さい花が頭状に咲き、
直径約5ミリの丸い液果をつける
ショウガノキ:
アオモジ
の別名
コショウノキ:
アオモジ
の別名
カゴノキ
樹皮がまるい薄片になってはがれ落ちて鹿の子模様ができ、
葉は倒披針形で薄い革質で光沢があり、
枝の上部に集まってつき、
初秋に葉腋に淡黄色の4弁花が集まって枝に直接つく
コガノキ:
カゴノキ
の別名
カゴガシ:
カゴノキ
の別名
その他の属
アボカド
常緑高木で、葉は尖った楕円形で、黄緑色の花が円錐状に咲き、洋梨形の核果ができる
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