ヤマコウバシ
山香ばし
双子葉、合弁花、
クスノキ科、
クロモジ属、広葉樹、落葉、低木。
用語説明
花期:春 4月
高さ:3〜5メートル
別名:モチギ、ヤマコショウ
幹は叢生して丸い樹形となる。
樹皮は茶褐色で小さい皮目がある。
枝を折ると芳香が発散する。
葉は長さ5〜10センチの長楕円形で互生し、
全縁で縁が軽く波打つ。
葉身はやや厚くて固いが光沢はなく、裏面は灰白色である。
秋に黄葉するがすぐには落ちないで、枯葉で冬を過ごし、
春になると数日で全部落ちる。
雌雄異株で日本には雌株しかないが、開花、結実はする。
春に冬芽が大きくなって開くと、葉と花序が出て、
紡錘形に巻かれた葉の基部から出る数本の花柄の先に、
淡黄色の小さい花が咲き、
花柱が突き出て子房が膨らむ。
花被片は小さくて見にくいが、6枚ある。
直径約7ミリの球形の液果がつき、秋に黒熟する。
中には黒褐色で2本の隆起線のある丸い種子がある。
種子は発芽までに熟成期間が必要であるが、
乾燥に弱く、条件が整わないと発芽しないで腐る。
(2015/5/27)
葉は全縁の長楕円形である。
(2015/5/27)
葉は互生し、枝も互生状に出る。
葉裏は絹毛が密生して灰白色。(2015/5/6)
黄葉が冬を越して春になってから落ちる。
(2018/1/10)
(2015/1/9)
樹皮は茶褐色で小さい皮目がある。
(2018/1/10)
葉腋から出る果柄に果実ができはじめている。
丸い液果ができる。(2016/10/6)
未熟の液果は緑色で、不明瞭な白い斑紋がある。
(2016/10/6)
果柄が果実に接する部分は太い。(
クスノキに似ている。)(2016/10/6)
液果が黒熟する。
(2018/10/2)
液果に光沢がある。
(2015/9/30)
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