クロモジ

黒文字

双子葉、合弁花、 クスノキ科、 クロモジ属、広葉樹、落葉、小高木。 用語説明
花期:春 4月
高さ:2〜5メートル
樹皮は灰褐色で平滑であるが、丸い皮目がある。 若枝は黄緑色〜暗緑色で、折るとよい香りがする。
葉は枝先に集まって互生し、長さ5〜10センチの倒卵状長楕円形で、 裏面は白色をおびる。
雌雄異株で、葉の展開と同時に開花して、 黄緑色の小さい花が葉腋に散形状に集まって咲く。 6弁花であり、雄花の花びらは長さ約3ミリの楕円形で、 雌花のはそれより少し小さい。
直径約5ミリの球形の液果をつけ、9〜10月に黒色に熟す。
材は白くて香気があるので、高級な楊枝として使われる。

識別点: クロモジアオモジ
 クロモジ:若枝は暗緑色、葉は倒卵状長楕円形(5〜10センチ)、花は黄緑色。
 アオモジ:若枝は帯緑色、葉は長楕円状披針形(7〜15センチ)、花は淡黄色。



黄緑色の6弁花が散形状に咲く。


(2017/4/4)


花弁は半透明。(2017/4/4)


球形の液果がつく。(2015/5/10)


(2015/5/27)


秋に黒熟する。


葉は倒卵状長楕円形で先がとがる。 (2018/5/24)


葉は互生する。(2016/4/29)


新枝が出るとき、葉は枝の基部にかたまっている? (2016/4/29)


新しい葉はかたまって生えているようだ。 (2017/4/13)


葉が出るとき、葉裏と葉柄に絹毛が密生している。 (2017/4/13)


裏面は白色をおびる。


樹皮には皮目がある。 (2018/5/24)


幹は株立ちすることが多い。樹皮は灰褐色。 (2018/1/14)


オオバクロモジ。葉は長さ約13センチと、2倍ぐらい大きい。(2015/5/10)


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