ウコギ科


双子葉、離弁花。 用語説明

葉は掌状または羽状で、互生する。 花は放射相称で、花序は大きいが小花は小さく、5弁が多い。

ヤマウコギ 茎には鋭い棘があり、 葉は掌状複葉で、5枚の小葉は倒卵形で浅くて粗い鋸歯があり、 散形花序に黄緑色の小さい5弁花を葉に隠れるように多数つけ、 扁平な球形の液果をつける

ウコギ: ヤマウコギあるいは ヒメウコギ を単にウコギとも言う。

ヒメウコギ 葉は掌状複葉で、5枚の小葉は倒卵形で厚くて裏面には光沢があり、 初夏に短枝の先の散形花序に黄緑色の小さい5弁花を多数つける

オカウコギ 葉は掌状複葉で、小葉は倒卵形で5枚あり、 枝先に黄緑色の5弁花を多数つけ、扁平な丸い液果が黒紫色に熟す

エゾウコギ 葉は掌状複葉で、小葉は楕円形で3〜5枚あり、 枝先の数個の散形花序に淡黄白色の5弁花を多数つけ、丸い液果が黒紫色に熟す

ヤツデ 葉は柄が長く、掌状に7〜8裂し、枝先に集まって互生し、 晩秋に円錐花序を出し、多数の白い小花を球状につける

テングノハウチワ: ヤツデ の別名

カミヤツデ 葉は大きくて掌状に7〜12裂し、柄が長く、 白い小花からなる球形の散形花序を円錐状に多数つける

ツウダツボク: カミヤツデ の別名

ウド 葉は奇数羽状複葉で、茎の先に花茎を分枝させ、白い丸い集合花をつけ、 秋に黒い液果が実る

オタネニンジン 掌状複葉が輪生し、茎先の散形花序に小さい花が咲いて赤い実がなり、 7〜8年して根茎が太って枝分かれし、生薬となる

コウライニンジン: オタネニンジン の別名

チョウセンニンジン: オタネニンジン の別名

ヤクヨウニンジン: オタネニンジン の別名

トチバニンジン 根茎に節があり、 掌状複葉が輪生し、茎先の散形花序に淡黄緑色の小さい花が咲き、 丸い液果が赤熟する

チクセツニンジン: トチバニンジン の別名

タラノキ 幹の頂上から枝を広げ、幹にも枝にも長短の棘が多数あり、 葉は2回羽状複葉で枝先に集まってつき、小葉は先の鋭くとがった卵形で、 幹の先端の散形花序に淡緑白色の小さい5弁花を多数つける。

ハリギリ 枝には大きな棘があり、樹皮には深い縦の割れ目が入り、 葉は10〜30センチの掌状で、枝先に多くの球形の散形花序を出して、 黄緑色の小花をたくさん咲かせる

キレハハリギリ: ハリギリ の変種で、葉に深い切れ込みのあるもの

カクレミノ 幹は直立し、葉は互生し、掌状の切れこみがあるが、 切れこみの程度には変異が多く、 枝先に散形花序を出し、黄緑色の花を多数つける

キヅタ 気根を出して岩や樹木をはいのぼり、葉は卵状楕円形か菱形卵状で、 濃緑色でつやがあり、枝先に散形花序を数個だし、黄緑色の小花を多数球形につける

フユヅタ: キヅタ の別名

アイビー 気根を出して岩や樹木にとりつき、葉は掌状に中裂し、 濃緑色でつやがある

セイヨウキヅタ: アイビー の別名

ヘデラ: アイビー の別名

オカメヅタ 気根でものにとりつき、葉はアイビーより大きく、掌状に中裂する

カナリー・キヅタ: オカメヅタ の別名

ヘデラ・カナリエンシス: オカメヅタ の別名

チドメグサ 葉は掌状浅裂する円形で光沢があり、葉に隠れるように、 緑色をおびた小さい5弁花が多数かたまってつく (以前はセリ科

シェフレラ 葉は、8枚ぐらいの小葉を輪生状につけた掌状複葉であり、 小葉は肉厚でつやがある

カポック:通常は シェフレラ のことをさしている。本来のカポックは20メートルを超える南方の大木。

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