トチバニンジン

栃葉人参

双子葉、離弁花、 ウコギ科、 トチバニンジン属、多年草。 用語説明
花期:夏 6月〜8月
高さ:50〜80センチ
別名:チクセツニンジン
根茎が横ばいし、毎年1節ずつ増えて、竹の根のようになる。
茎は根茎の先から直立する。
茎先に葉柄の長い掌状複葉が3〜5個輪生する。 小葉は5枚あり、先の長くとがる楕円形で、鋸歯がある。
複葉の輪生する中心部から花茎が直立し、 その先に丸い散形花序をつけ、 淡黄緑色の小さい花を多数咲かせる。 花弁は5枚、雄しべは5本、花柱は2本ある。
丸い液果が赤く熟す。 液果の頂部分が黒いのはソウシシヨウニンジン(想思子様人参) と呼ばれる。
地上部は オタネニンジン (チョウセンニンジン)とよく似ている。 根茎は苦みが強く、生薬として使われる。

(2015/7/2)


茎先に掌状複葉が輪生する。(2016/5/5)


掌状複葉の小葉は5枚あり、先のとがった楕円形で、鋸歯がある。 (2017/6/6)


直径約5ミリの淡黄緑色の花が散形状に咲く。5枚の花弁は反り返る。5本の雄しべは長く突き出る。 (2017/6/6)


果実のできはじめ。球形のは蕾。 (2017/6/6)


果実が成長し始める。(2016/7/27)


赤くなった果実。 (2016/7/28)



液果。先にまだ花柱が残っている。(2015/7/2)


熟した液果。 (2015/7/2)


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