クワ科
双子葉、離弁花。
用語説明
葉は互生が多く、葉身が3〜5裂するものが多い。
雌花序、雄花序があり、穂状花序または頭状花序を作る。
多くのそう果が集まって、クワ状果またはイチジク状果をつける。
木本が多いが草本もある。
木本
マグワ
葉は大きい切れこみのあることの多いハート形で鋸歯があり、
雌花の花柱は短く、
小さい液果が集まった楕円形の果実がなる
クワ: マグワ
のことを単にクワということが多いが、ヤマグワをクワということもある
ヤマグワ
葉は大きい切れこみのあることの多いハート形で鋸歯があり、
先が尾状にとがり、
雌花の花柱は長く、
小さい液果が集まった楕円形の果実がなる
ケグワ
葉は尖った円心形で3〜5裂することもあり、
マグワ
に似ているが、葉柄や葉裏の脈上などに毛が密生する
ノグワ:
ケグワ
の別名
ヒメコウゾ
葉は先のとがった卵円形で、春に葉腋に球形の雄花序と毛の生えた雌花序をつけ、
初夏に小さい液果が多数集まった球形の赤い果実をつける低木
コウゾ
葉はゆがんだ卵形で、春に葉腋に球形の雄花序と毛の生えた雌花序をつけるが
ほとんど結実しない
カジノキ
葉はゆがんだ卵形で、切れ込みのなあるものもないものもあり、
長い円筒状の雄花序が垂れ下がるか、
球形で毛ののびた雌花序がつき、丸くて赤い集合果がつく
ハリグワ
葉腋に鋭い棘があリ、葉は卵形で先がとがって裏面に微毛があり、
葉腋に球形の花序がつき、直径2〜3センチの集合果が秋に赤く熟す
イチジク
初夏に小さいイチジク状の花嚢をつけ、それが大きくなって秋に黒紫色に熟す
イヌビワ
初夏に小さいイチジク状の花嚢をつけるが、あまり大きくならないままで秋に黒紫色に熟す
イタビ:
イヌビワ
の別名
ホソバイヌビワ
イヌビワにくらべ、葉が細長く、幅が半分以下しかない
インドボダイジュ
幹は灰褐色で平滑であり、
葉は卵心形で先が細長く尖る
インドゴムノキ
葉は楕円形で厚く、光沢があり、樹皮を傷つけると乳液が出る
パンノキ
葉は大きな掌状に裂け、ツブツブに覆われた楕円形の果実ができる
アコウ
樹皮は灰白色、葉は革質の楕円形で、枝や幹に丸い果嚢ができる
ガジュマル
幹から気根が垂れ下がり、葉は革質の楕円形で、
丸い花嚢ができて、赤い果嚢になってゆく
草本
クワクサ
茎や葉に細かな毛があり、鋸歯のある先のとがった卵形の葉が互生し、
葉腋に多数の雄花と雌花が混じってかたまってつき、暗紫色にみえる
つる性
カナムグラ
茎や葉柄に下向きの棘があって木や草に覆い被さり、
葉は粗い毛があって掌状に5〜7裂し、
果実は紫褐色で先が反り返った苞に包まれる
カラハナソウ
つるで他の植物にからみ、葉は広卵形で、
雌雄異株で、雌花が変化した花穂は、閉じた松笠のような卵円形である
セイヨウカラハナソウ
葉は広卵形で3〜5裂し、
果実は淡緑色の閉じた松笠のようで、ビールの苦味成分などに使われる
ホップ:
セイヨウカラハナソウ
の別名
イタビカズラ
ヒメイタビ
オオイタビ
枝から気根を出して岩や木に張り付き、
葉は楕円形で厚く、葉裏は灰白色で、
イチジク型の果実(雌花嚢)が秋に紫色に熟す
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