セイヨウカラハナソウ
西洋唐花草
双子葉、離弁花、
アサ科
(以前はクワ科)、
カラハナソウ属、つる性、夏緑、多年草。
用語説明
花期:夏〜秋 8月〜9月
別名:ホップ
根は10〜30年生きる。
10メートル以上のびる細いつるで他の植物にからむ。
葉は広卵形で3〜5裂するものが多く、あらい鋸歯があり、
托葉がある。
雌雄異株で、雄花穂はつるの先に円錐状に垂れ下がり、
雌花は葉腋から出る花柄に毛玉状になってつく。
雌花が変化した花穂は、2〜3センチの閉じた松笠のような卵円形で、
毬花と言われ、葉腋から短い果柄で垂れ下がる。雄花も雌花も淡緑色である。
熟した毬花の苞の付け根に、ルプリンと呼ばれる黄色い顆粒がつき、
苦味のもととなる樹脂と芳香のある香油が含まれる。
果実はそう果で、熟した毬花の中に含まれている。
雌株の毬花はビールに利用する。
北海道の一部に自生する。
識別点:
カラハナソウ、
セイヨウカラハナソウ
外見はほとんど同じであるが、熟した毬花の苞の内側にある腺で区別できる。
カラハナソウ :苞の内側にある腺が少なく、苦みが少ない。
セイヨウカラハナソウ:苞の内側に黄色い腺が密生し、苦みが強い。
(2017/10/18)
卵円形の松笠のような果実がぶらさがる。(2015/9/29)
つるが長くのびて巻き付き、葉は広卵形で、3〜5裂するものが多い。(2015/5/6)
葉には鋸歯があり、托葉がある。(2015/5/6)
切れこみのない葉もある。(2015/7/2)
雄花序は葉腋から円錐状に垂れ下がり、小花は下向きに咲く。(2015/9/29)
雌花序は毛玉状で淡緑色。(2016/7/27)
枯れた果実は淡褐色。(2022/11/12)
花被片は長楕円形。(2022/11/12)
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