イヌビワ

犬枇杷

双子葉、離弁花、クワ科、 イチジク属、落葉、小高木。 用語説明
花期:春 4月〜5月
高さ:3〜5メートル
別名:イタビ
樹皮は灰褐色で平滑であり、傷つけるとイチジクと同様に乳液が出る。
葉は互生し、葉身は長さ8〜20センチの卵状楕円形で、先がとがり、 全縁である。 秋に黄葉になって落葉する。
雌雄異株で、初夏に葉腋に花嚢を1個つける。 それは直径約1センチの球形で小さい イチジク のようで、中に小さい花が多数あり、 イヌビワコバチが頂上にある穴から中に入って受粉させる。
秋に黒紫色に熟した雌花嚢は果嚢と呼ばれ、直径約2センチであり、 直径1ミリ強の丸いそう果を含み、食べることができる。



小さいイチジクのような丸い花嚢がつく。




花後に花嚢は少し大きくなって果嚢となる。


果嚢は熟すと黒紫色〜暗紫色となる。 (2018/5/24)


葉は先のとがった卵状楕円形で、全縁である。


秋に落葉して春に新しい葉が出る。






樹皮はほぼ平滑。(2017/6/6)


幹は灰褐色。(2015/10/28)


切られてもまた数本の幹がのびる。(2021/10/24)


落葉小高木である。 (2018/1/10)


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