ラン科


単子葉。 用語説明
花は左右相称で、萼片(外花被片)3枚と花弁(内花被片)3枚をもち、 花弁のうち中央の1つは唇弁と呼ばれ、他の2つと大きさや形が異なる。
被子植物の中では最後に出現した科で、他の植物が生育しにくい環境 にも適応し、昆虫との共生がよく見られる。

種から細長い1本の葉が出る。
葉脈は葉の根元から先まで並行に伸びる。

このページでの分類仕方:
 自生種
  丈が大きい(40センチ以上)
  丈が小さい(40センチ以下)
 園芸種
  丈が大きい(40センチ以上)
  丈が小さい(40センチ以下)

上記の分類基準はあいまいなので、他の部分も探すことを勧めます。

自生種

丈が大きい自生種(40センチ以上)


キンラン 葉は広披針形で茎を抱いて互生し、 茎から花茎が直立し、先が数個に枝分かれして黄色い花を半開させる

ギンラン 葉は広披針形で縦筋があり、 直立する花茎の先が数個に枝分かれして白い花を半開させる

ササバギンラン 葉は笹のように細長く、 直立する花茎の先が数個に枝分かれして白い花を半開させる

シラン 地中の偽球茎から3〜5枚の長楕円形で先のとがった葉を出し、 葉の間から花茎を出して、赤紫色の左右相称の花を数輪互生させる

シロバナシラン: シラン の変種で花が白い

カキラン

サギソウ 葉は広線形で、高くのびる花茎に、 白鷺が飛んでいるような形の白い花をつける

丈が小さい自生種(40センチ以下)



エビネ 葉は長楕円形ないし倒卵状披針形で先がとがり、 花被片が茶色で唇弁が白色等の花を花茎の周りに円柱状につける

キエビネ エビネに似ているが、葉が大きく、花は鮮黄色で、 唇弁の中裂片は先が2裂しないで垂れ下がる、などの違いがある

オオエビネ: キエビネ の別名

シュンラン 線形の葉が束生し、花茎の先に単生する花には、 黄緑色の萼3枚と側弁2枚があり、白い唇弁がある。

フウラン

サイハイラン 葉は長楕円形で、 直立する花茎に細長くて淡紅褐色の花を斜め下向きに総状につける

コアニチドリ 広披針形の葉が茎の中程につき、 茎先に淡紅紫色の唇形花が数個咲き、珠芽ができる

ネジバナ 葉は倒被針形で、直立する花茎に小さい淡紅色の花が螺旋状に咲く。

トキソウ

アツモリソウ

クマガイソウ 葉は扇状で、茎先に幌のような淡紫色の花がつく


園芸種

丈が大きい園芸種(40センチ以上)



シンビジウム 葉は線形で中ほどからたわみ、 早春に花茎を出して、唇形の肉厚で黄色や赤の花を10数個 下から順次1ヶ月ちかくにわたって咲かせてゆく

コチョウラン 気根が長くのび、葉は革質の広線形で、細長い花径の先に 白い花を十数個つける

バニラ つる性で、葉は長楕円形で厚く、香りのよい筒状の花が咲き、香料がとれる

スペキオキンギアヌム 葉は披針形で厚く、白い萼片に囲まれて唇形の花弁のある花が状に咲く

デンドロビウム・スペキオキンギアヌム: スペキオキンギアヌム の別名

丈が小さい園芸種(40センチ以下)



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