エビネ

海老根

単子葉、 ラン科、 エビネ属、常緑、多年草。 用語説明
花期:春 4月〜5月
高さ:葉15〜30センチ、花茎30〜50センチ
林内に生え、茎は短いが基部が肥大して球茎(偽鱗茎)となり、 それが地中で横に連なってふえる。(球茎のつらなりを海老に 見立ててエビネと名付けられたと言われる。)
葉は長楕円形ないし倒卵状披針形で先がとがり、 葉脈が隆起して縦筋があり、根生する。 葉鞘が重なり合って茎のようになる。 秋に新芽を出すが冬はあまり成長せず、春になってから 伸びる。
春に花茎を立て、上半部に萼片3枚、花弁3枚ある多数の花を穂状花序に横向きにつける。 唇弁は3裂し、中央裂片には縦に3本の隆起線がある。 花は萼が茶色で唇弁が白色のものが多いが、色については 様々の変異がある。
楕円形で縦の隆起線のある刮ハができることがある。
よく似た キエビネ は、葉が大きく、 唇弁の中裂片は先が2裂しないで垂れ下がる、などの違いがある



葉は根生し、先のとがった長楕円形で縦筋があり、少ししわが寄った感じとなる。(2015/5/25)


花。3裂する唇弁の中裂片には、3本の隆起線がある。


横から見ると、花柄に沿ってのびる白くて細長い距が見える。(2017/4/25)


蕾は初め上を向いているが、咲くときは斜め下を向く。(2017/4/25)


林床などに生えることが多い。




葉は根生し、縦筋がある。


(2016/5/14)


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