コチョウラン
胡蝶蘭
単子葉、
ラン科、
コチョウラン属、着生植物、常緑、多年草。
用語説明
花期:春 4月〜5月
高さ:60センチぐらい
樹木などに張り付く着生植物で、茎はごく短いが、
多数の太い根(気根)が露出して出て長くのびる。
茎先から広線形で革質の葉が数枚重なり合って左右に出る。
葉は気温が25度以上になると出る。
茎の側面から長さ50〜80センチの細い花径が斜上し、
上部は湾曲して直径約7センチの白い花を十数個離散状につける。
淡紅色の花もある。
各花は2か月ぐらい咲き続ける。
花は左右対称であるが、複雑な構造をしている。
その構成要素として、
大きな花弁2枚と小さくて3つに裂けた花弁1枚があり、
その後方に上萼片1枚と下萼片2枚があり、
中央部に雄しべや雌しべを含む花粉塊などがある。
紡錘形の果実のできることがあるが、
種子はほこりのように小さくて、欄菌がないと発芽できない。
アジア南部原産で、乾燥や寒さに弱い。
弓なりにのびる花茎の先に蝶のような花が十数個咲く。
(2013/1/24)
中心部の赤い花。(2017/3/30)
大きな扇形で白い2つの側花弁が左右に蝶形に開き、
その下に3つに裂けた赤くて小さな花弁がある。
小さな花弁の裂片には、
左右から突き出すのが2枚と下から突き出すのが1枚あり、
黄色い突起がある。
中央にある少し突き出た丸くて白いものは、雄しべや雌しべを含む花粉塊である。
萼片は白くて後方にあり、上萼片1枚と左右に並ぶ下萼片2枚がある。
(2017/3/30)
葉は革質の広線形で、気根が太い。
(2017/6/6)
(2017/6/6)
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