シュンラン

春蘭

単子葉、 ラン科、 シュンラン属、常緑、多年草。 用語説明
花期:春 3月〜4月
高さ:葉20〜35センチ、花茎10〜25センチ
明るい林内に生える。
根は太い紐状で、本数は多くない。 株の根元には球根状に膨らんだバルブがある。
葉は長さ20〜35センチ、幅6〜10ミリの線形で根生し、つやがある。
春に膜質の鱗片葉に覆われた太い花径が立ち上がり、 先に唇形の花を単生させる。 花弁のように見える外側の3枚は萼片で、黄緑色で長さ3センチ強ある。 その内側に小さい3枚の花弁があり、唇弁には白くて濃赤紫色の斑点がある。 花の直下からは、鱗片葉と同色の苞が花に覆い被さるように出る。
花後に花径がのびて長さ約10センチの紡錘形で、 稜のある刮ハを上向きにつけ、翌年に実る。 種子は糸くずのように細かい。
日本、中国、朝鮮半島に自生する。

(2016/3/16)


花は葉より低く咲く。(2017/4/22)


花茎は鱗片葉に覆われ、花の直下からは苞が被さるように出る。(2016/3/16)


花弁状萼片は黄緑色。(2016/4/15)


蕾が葉に隠れるようについている。


冬も葉がある。(2013/1/12)


葉はU字形にくぼみ、葉脈が裏に隆起し、縁に細かい鋸歯がある。


細長い刮ハができる。(2017/6/6)


単子葉植物へ戻る
双子葉植物も見る
総目次へ戻る