シンビジウム
単子葉、
ラン科、
シンビジウム(シュンラン)属、多年草。
用語説明
花期:冬〜春 2月〜4月
高さ:60センチぐらい
茎の根元がふくらんだバルブ(偽鱗茎)ができ、
細ひも状の根が多数でて、
地上や鉢の外に出たものは気根の役目をする。
葉は根生状に互生し、幅2.5〜3センチ、長さ60〜80センチの線形で、
やや厚くてつやがあり、中ほどからたわむ。
古くなった葉は根元から切れる。
春に太い花茎を出して総状花序をのばし、
唇形の肉厚で黄色や赤の花を10数個互生させ、
下から上へと1ヶ月近くにわたって咲かせてゆく。
花被片は6枚あり、唇弁は舌をのばすように垂れ、
赤色などの斑点をもつ。
花柄に蜜がつく。日照を好む。
果実はほとんどできないが、
希に紡錘形で太い縦筋のある刮ハができる。
寒さや乾燥に比較的強い。
花弁は肉厚で、赤い斑点がある。(2016/4/22)
葉は厚くて長く、湾曲する。
バルブがはみ出しており、気根も出ている。
(2016/4/22)
白い花もある。(2017/3/30)
(水分が不足してくると)花柄などから蜜を出す。
(2002/3/26)
シンビジウムなどのランの花には、中央に唇弁(この例では斑紋がある)があり、
上から背萼片が覆い被さり、上方左右に側花弁があり、下方左右に側萼片がある。
唇弁の上部(背萼片の真下)にあるのがずい柱で、それには白い葯帽がついている。
ずい柱は雌しべと雄しべが合着したもので、柱頭は葯帽の下側にある。
(2017/4/15)
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