コアニチドリ

小阿仁千鳥

単子葉、 ラン科、 ヒナラン属、常緑、多年草。 用語説明
花期:夏 6月〜8月
高さ:10〜20センチ
雪の多い地方の湿原や湿った岸壁などに生える。 長楕円形の大小2個の根の他にひげ根が2〜3本ある。
長楕円形の根から細い茎が立上り、 その中程に長さ4〜8センチの広披針形の葉が1〜2枚つき、 その基部は茎を抱く。
茎先に花冠が複雑に裂けた白〜淡紅紫色の花を1〜3個咲かせる。 唇弁は長さ約8ミリで先が3裂し、中央の裂片が長い。 唇弁の基部には紅紫色の筋が2本並ぶ。 距は円柱状で長さ約1.5ミリと短い。
狭楕円形の刮ハができる。
花後に花序の先に米粒状の珠芽が数個できる。
珠芽を水苔に植えて育てると、約3年で花が咲くようになる。
秋田県小阿仁で発見された日本固有種で絶滅危惧種。

(2016/5/5)


花は唇形で3裂し、中央裂片が長く、その基部に紅紫色の筋が2本ある。(2016/5/5)


上から背萼片、2つの側萼片、左右に開いた唇弁(側裂片)、前に突き出した唇弁(中裂片)がある。(2017/5/19)


花は茎先に数個つく。(2016/5/5)


(2017/5/19)


距は円柱形で白い。(2017/5/19)


葉は広披針形で、茎の中程につく。(2016/9/28)


狭楕円形の刮ハができつつある。(2016/9/28)


(2017/10/18)


単子葉植物へ戻る
双子葉植物も見る
総目次へ戻る