カエデ科


双子葉、離弁花。 用語説明

葉は単葉または羽状複葉で、深裂するものが多く、対生する。 托葉はない。 大部分が落葉樹である。
果実は種子が2つついた2分果で大きい翼がある。

カエデ イロハカエデなど、葉が掌状に裂け、翼果ができ、秋に紅葉するものの総称で、 多数の品種がある

モミジ: カエデ の別名

イロハカエデ 葉は掌状に5〜7深裂し、鋸歯があり、花は萼と花弁は5枚、雄しべは8本あリ、 果実は翼のあるプロペラ形をしている

イロハモミジ: イロハカエデ の別名

ヤマモミジ 葉は扁円形で掌状に5〜7中裂または浅裂し、裂片は 卵状または三角状で、先がとがり、 複散房花序に雄花と雌花が混生し、 翼果がつき、 2つの分果が直角ないし鋭角に開く

アオシダレ: カエデ の一品種で、葉が細く裂けて垂れる

デショウジョウ: カエデ の一品種で、若葉が赤い

オオモミジ 葉は掌状に5〜9裂し、裂片は先が尾状に尖った楕円形で、揃った細鋸歯がある

ヒロハモミジ: オオモミジ の別名

オオイタヤメイゲツ 葉は拳状に5〜9中裂し、複散房花序に小さい花を十数個つけ、 翼のあるプロペラ形の果実をつける

イタヤカエデ 葉は扁円形で掌状に5〜7中裂または浅裂し、裂片は 卵状または三角状で、先がとがり、 円錐状の花序に雄花と雌花が混生し、 翼果がつき、 2つの分果が直角ないし鋭角に開く

カジカエデ 葉は掌状に5裂し、裂片には粗い鋸歯があって、短毛が密生し、 葉が展開する前に暗紅色の花をつけ、翼果の分果は並行にならぶ

オニモミジ: カジカエデ の別名

トウカエデ 樹皮は灰褐色で、表皮がはがれ、葉は浅く3裂し、掌状となる

ウリカエデ 葉は広卵形または長卵形で、葉縁は裂けないかまたは3浅裂し、 晩秋に紅葉または黄葉し、花は葉が出る頃に総状に垂れ下がって咲き、 果実には翼がある

メウリノキ: ウリカエデ の別名

ウリハダカエデ 樹皮は暗緑色で黒い縦縞と菱形状の皮目があり、 葉は扇状5角形で浅く3〜5裂し、 5月頃淡緑色の花を総状花序に十数個つけ、翼果には赤褐色の縮毛がある

チドリノキ 葉は先のとがった卵状長楕円形で対生し、重鋸歯があるが、 切れこみはなく、 5月頃総状花序を出し淡黄色の花を10個ぐらいつける

ハナノキ 葉は広卵形で3裂し、裏は粉白色で、 葉の展開前に葉腋に紅色の花が4〜10個束生する

ハナカエデ: ハナノキ の別名

メグスリノキ 葉は3出複葉で、小葉は先のとがった楕円形で、不規則な波状の鋸歯があり、 葉の展開とほぼ同時に淡黄色の花をつける

チョウジャノキ: メグスリノキ の別名

ミツデカエデ 葉は赤い葉柄のある3出複葉で、小葉は先のとがった卵形で、 粗い鋸歯があり、翼果がつく

トネリコバノカエデ 奇数羽状複葉で、小葉は先のとがった卵形で粗鋸歯があり、 プロペラ形の分果がつく

ネグンドカエデ: トネリコバノカエデ の別名

双子葉-木-科名へ戻る
双子葉植物へ戻る
単子葉植物も見る
総目次へ戻る