モクレン科
双子葉、離弁花。
用語説明
葉は単葉で互生し、葉柄と托葉2枚で芽をつつむが
托葉は早く脱落するものが多い。
托葉痕が輪になって枝を一周する。
大きい花が単生するものが多い。
雌しべと雄しべが多数あって螺旋状に配列する。
高木も小高木も、常緑樹も落葉樹もある。
モクレン
葉裏に脈にそって毛があり、
蕾は毛のある鱗片に包まれ、紫色の花が北に傾いて開く落葉小高木
シモクレン:
モクレン
の別名
ハクモクレン
葉は倒卵形で葉の展開前に白い花が咲き、数日で散る
コブシ
幹は多数分枝し、小枝は緑色で、葉は互生し、若葉のときは有毛、
花は6弁の白色で、葉の出る前に一斉に咲き、実は長さ10センチぐらいの柱状
になる落葉小高木
タムシバ
コブシに似ているが、葉が披針形で細い、葉などの香りが強い、
花の直下に葉がない、などの違いがある
ニオイコブシ:
タムシバ
の別名
カムシバ:
タムシバ
の別名
シデコブシ
葉の展開前に芳香のある白い花が開き、
多数の雄しべと雌しべが花床に螺旋状につき、
袋果が集まった集合果がつく
ヒメコブシ: シデコブシ の別名
ベニコブシ
紅色の花が咲く
シデコブシ
をベニコブシという
タイサンボク
葉は革質で厚く表面はつやがあり、葉裏と若枝、芽には褐色の毛が密生し、
花は白色で15センチぐらいあり、芳香がある常緑高木
ハクレンボク:
タイサンボク
の別名
ホソバタイサンボク:
タイサンボク
で葉の細い変種
ホオノキ
葉は長さ40センチにもなり、花は15センチぐらいの黄白色で芳香があり、
果実は赤紫の袋果で、熟すと赤い種子が糸でぶら下がる落葉高木
オオヤマレンゲ
葉は全縁の倒卵形で、枝先に花弁が白く葯の赤い花が咲く落葉樹
ミヤマレンゲ:
オオヤマレンゲ
の別名
オオバオオヤマレンゲ:
オオヤマレンゲ
の母種
トキワレンゲ
サネカズラ: マツブサ科 参照
ニシキカズラ: マツブサ科 参照
マツブサ: マツブサ科 参照
ユリノキ
葉は薄くてかたく、浅く掌状に2〜4裂し、先端は凹形となり、
初夏に枝先にチューリップに似た形の淡い黄緑色の花をつける
ハンテンボク:
ユリノキ
の別名
チューリップツリー:
ユリノキ
の別名
シナユリノキ: ユリノキ 参照
カラタネオガタマ
葉は厚くてつやがあり、花は6弁の黄白色で縁だけ紅色になり、バナナの香りがする
トウオガタマ:
カラタネオガタマ
の別名
オガタマノキ
葉は長楕円形で光沢があり、早春に葉腋に基部は紅色で他は白い花が咲き、
丸い袋果が房状に集まった集合果がつき、赤く熟す。
オガタマ:
オガタマノキ
の別名
トキワコブシ:
オガタマノキ
の別名
ダイシコウ:
オガタマノキ
の別名
ウンナンオガタマ
葉は全縁、革質の楕円形で、白い6弁花が平開する
ミヤマガンショウ
幹は直立し、葉は長楕円形で全縁、革質であり、
早春に、白くて芳香のある花が咲く
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