タムシバ
双子葉、離弁花、
モクレン科、
モクレン属、落葉、広葉樹、中高木。
用語説明
花期:春 4月〜5月
高さ:約10メートル
別名:ニオイコブシ、カムシバ
樹皮は灰白色〜灰褐色で滑らかであり、縦の皮目がある。
葉は長さ6〜10センチの披針形〜卵状披針形で互生し、
全縁で薄く、葉裏には微毛があって白味をおびる。
葉をもむと芳香があり、咬むと甘い。
葉の展開前に芳香のある白い花が枝先に咲く。
花被片は6枚で、
多数の緑色の突起状の雌しべのまわりに、
多数の赤褐色の棒状の雄しべが何重かに並ぶ。
袋果の集まった長さ7〜8センチの拳状の集合果ができる。
秋に熟すと盛り上がった部分が割れて、赤い種子が現れ、
糸でぶら下がる。
葉や花などから香りの強い高級な精油がとれる。
識別点:
コブシ、
タムシバ、
ハクモクレン、
シデコブシ
ハクモクレン:花弁は6枚で上向きに半開。色は白、葉は倒卵形。
コブシ :花弁は6枚で平開。色は白、葉は倒卵形、花の直下に葉。
タムシバ :花弁は6枚で平開。色は白、葉は披針形、花の直下に葉なし、香気が強い。
シデコブシ :花弁は12〜18枚で平開。色は白か淡紅色、葉は倒披針形。
葉は卵状披針形で、先がとがる。(2015/5/1)
葉は互生し、葉裏は白緑色で、葉脈が明瞭。(2022/11/12)
秋に葉が紅葉して落ちる。
(2016/11/26)
(2022/11/12)
白い花被片が6枚あり、花の直下に葉がない。(2010/3/20)
花被片に赤みをおびた筋のあるものもある。
(2010/3/20)
花被片は細長く、花茎は6〜10センチある。
(2017/4/2)
緑色の雌しべ群のまわりに赤みを帯びた雄しべ群がある。(2010/3/20)
花の中心部。緑色部分では雌しべの先端が白くなっている。
(2017/4/2)
花は一斉に咲く。
(2017/4/2)
花芽は毛で覆われている。(2016/10/4)
冬芽を包んでいた苞葉が開いて、葉が展開し始める。
(2017/4/22)
樹皮は灰白色で平滑。(2015/5/1)
(2017/4/22)
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