カバノキ科


双子葉、離弁花。 用語説明

落葉樹で、葉は互生し、鋸歯がある。 雌雄同株で、尾状花穂を下げ、風媒花であり、 堅果をつける。

カバノキ属

シラカバ 樹皮は白く、紙状にはがれ、葉は三角状広卵形で、 葉の展開と同時に暗紅黄色の雄花序が垂れ下がり、 円柱形の果穂が垂れ下がる

ミズメ 樹皮は灰褐色、葉は先のとがった卵形で、 淡褐色の雄花序が垂れ下がり、 褐色で楕円形の果穂が上向きにつく

アズサ(梓): ミズメ の別名(古名)

アズサカンバ(梓樺): ミズメ の別名

ウダイカンバ 樹皮は白く、紙状にはがれ、葉は三角状広卵形で、 葉の展開と同時に暗紅黄色の雄花序が垂れ下がり、 円柱形の果穂が垂れ下がる

マカバ: ウダイカンバ の別名

サイハダカンバ: ウダイカンバ の別名

クマシデ属

シデ(四手)は、玉串やしめ縄に垂らす短冊形の紙のこと。

イヌシデ 葉が出る前に前年枝の葉腋から尾状花穂を出し、 黄緑色の雄花を多数下げる

シロシデ: イヌシデ の別名

クマシデ 幹にみみず腫れのような模様ができ、 葉の展開と同時に雄花序が前年枝から 雌花序は本年枝から垂れ下がり、 葉状の果苞が密生した果穂がつく

イシシデ: クマシデ の別名

サワシデ 葉は広卵形で、雄花序は前年枝から、 雌花序は本年枝から垂れ下がり、 葉状の果苞が密生した果穂がつく

ヒメサワシバ: サワシデ の別名

サワシバ: サワシデ の別名

アカシデ 樹皮は暗灰色で隆起した皮目があり、 葉の展開と同時に赤い苞を持つ雄花序がぶらさがり、 卵状被針形の苞をもつ雌花序が枝先に上向きにつき、 果穂には葉状の果苞がまばらにつく

シデノキ: アカシデ の別名

シダレアカシデ アカシデ で枝がたれるもの

ハンノキ属

ハンノキ 葉は卵状長楕円形で側脈にそってへこみ、 花は暖地では11月、寒冷地では4月に咲き、 円筒形の雄花序が数個ぶらさがり、 卵状楕円形の小さい松笠のような果実がなる

ヤマハンノキ 葉は広卵形で、葉の展開前に赤褐色の雄花序が垂れ下がり、 果実は小さい楕円形の松かさ状

オオバヤシャブシ 枝は灰褐色で円形の皮目があり、 葉は鋭い重鋸歯があり、 葉の展開と同時に太い雄花序が弓なりに曲がって前年の葉腋から 垂れ下がり、果穂は広楕円形で扇形の黒褐色の果鱗で覆われる

アサダ属

アサダ 暗褐色の反り返った薄片が幹を覆い、春に黄褐色の尾状花序が垂れ下がり、 果穂には扁平な袋状の果苞が重なり合い、堅果をつつむ

ハシバミ属

ハシバミ 枝には淡褐色の皮目があり、 葉は先のとがった広卵形で裏面に軟毛があり、 果実は釣鐘形の果苞に包まれた球形の堅果である

ツノハシバミ 葉は先のとがった広倒卵形で、葉脈が裏面に盛り上がり、 葉の展開前に雄花序が垂れ下がり、 果実は角のような果苞に包まれた堅果である

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